2018年11月13日
PJA NEWS)タイ高速鉄道EEC路線、CPとBTSが応札&イッテQねつ造疑惑続報

タイの高速鉄道は多くの路線が実現性が危ぶまれており、唯一実現可能性が高いといわれているのが、バンコクのドンムアン空港からスワンナプーム空港、EECエリアのチョンブリ、シラチャ、パタヤを通りラヨーン空港を結ぶ、EECエリアの路線となっています。

路線図は以下の通り。他の路線のように未発展の場所とを結ぶのではなく、路線内に3空港がある、大きな需要の見込める路線です。

タイ高速鉄道EEC路線(画像:EEC実行委員会<タイ>)

タイの高速鉄道の経緯などは、以下の過去記事をご覧ください。

PJA NEWS)タイ高速鉄道で唯一実現性の高いEEC路線、政治と現実に隔たり(2018年11月1日)

 

そのEEC路線の入札に、CPグループ、BTSグループが応札した事をタイ現地メディアのNationが伝えています。

Nation)CP,BTS groups set to bid for airport link high speed railway (2018年11月12日)
ネーション)CP,BTSグループが、3空港を結ぶタイ高速鉄道路線に応札
http://www.nationmultimedia.com/detail/Economy/30358341

報道されている内容の概要は、以下の通りです。

本日(報道日の11月12日)、タイのライバルグループにあたる、CPグループとBTSグループがそれぞれ、タイ高速鉄道の路線に応札する模様です。

この路線はドンムアン空港、スワンナプーム空港、ラヨーン空港を結ぶ路線で、総事業費は2200憶バーツの見込みです。

SRT(タイ国営鉄道)幹部は、TOR(委託条項書)は31社が取得しており、そのうち少なくともCPとBTSの2グループが応札する見込みで、応札を受けて今後の審議に約一か月程度がかかる見込みであることを述べました。

また、高速鉄道は(日本や中国などの)どの国のどの技術からも、特定の技術について制限をされておらず、今後の検討となる事を語りました。

SRTは、中国のCTCS(中国鉄道制御システム)、欧州のETCS(欧州鉄道制御システム)、日本のATC(自動鉄道制御システム)のいずれにも制限を設けておらず、どの技術を採用するかは今後の検討となり、今後はコスト面が重要となるとしています。

CPグループはコンソーシアム(共同事業体)をたちあげ、その事業体はChina Railway Construction Corporation Limited、Bangkok Expressway and Metro Plc,、Italian-Thai Development、Japan Overseas Infrastructure Investment Corporation for Transport and Urban Development、CITIC Group Corporation、China Resources (Holdings) Company Limited、Siemens、Hyundai、Ferrovie dello Stato Italiane、CRRC-Sifang、Japan Bank for International Cooperation (JBIC)<会社名は変に訳してもおかしいため、英文記事を引用>を含み、落札期待が高いとされています。

一方のBTSグループも本日(11月12日)の応札を公言しており、Sino-Thai Engineering and Construction Plc、Ratchaburi Electricity Generating Holding PlcをパートナーとしてBSRというグループを作り応札をすると発表しています。

BTSグループの代表は、BTSグループはバンコクの高架鉄道での実績があり、Shino-Thai社はその建築の実績がある、既にBTSグループは有力な商業銀行の5行から融資に応じる話を得ており、融資可能額は1200憶バーツにいたっている事を語りました。

というのが、報道されている内容の概要です。

鉄道システムの選定もこれからとなるため、日本式の高速鉄道となるのか、中国式や欧州式のとなるのか?はわかりませんが、唯一実現性が高いとされているEEC路線だけに、期待が大きくなりますね。

一方で、過去記事で報じた日本の官邸や中国政府の政治的な思惑であった日本と中国の共同チームの話は、一切報じられていません。これはどうなったのでしょうか?

今後の推移も見守っていきたいと思います。

 

イッテQ続報

日テレの”イッテQ”のねつ造疑惑ですが、いよいよタイにも及んできました。

先週も、番組による”やらせ”やねつ造を全面的に否定している日本テレビですが、既にラオス政府など外国政府も含めた国際問題となり、BPOや総務省の動きも報じられる中で、どうするのでしょうか?

先週日曜には、日本テレビはこの状況にあっても、イッテQは何事もなかったかのように放送しました。

すると、こんなニュースにまでなっています。

『世界の果てまでイッテQ』がやらせ疑惑後の初放送 手越祐也の企画もやらせか(2018年11月12日@Niftyニュース)
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12156-67022/

手越祐也のイッテQ企画もやらせか!?と、疑心暗鬼となってしまった視聴者の様子が描かれています。

”イッテQ”で、”手越祐也”の企画がヤラセとは!?

 

世界的にFakeNewsが問題となる中、海外報道の取材はさらに活発化しています。

タイニュースを取り上げるPJA NEWSでも、今後の動きに注目しています。

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