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タイ:バーレーンのサッカー選手の拘束が続く






2019年1月25日 PJA NEWS)

タイ:バーレーンのサッカー選手の拘束が続く

以下の、サウジ女性がカナダに亡命した一方で、タイで拘束されているバーレーン出身のサッカー選手の事件について続報です。

PJA NEWS)サウジ女性、カナダ首相が受け入れ表明 カナダへ (2019年1月12日)
https://pattayaja.com/2019/01/12/pja-news%e3%82%b5%e3%82%a6%e3%82%b8%e5%a5%b3%e6%80%a7%e3%80%81%e3%82%ab%e3%83%8a%e3%83%80%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%8c%e5%8f%97%e3%81%91%e5%85%a5%e3%82%8c%e8%a1%a8%e6%98%8e%e3%80%80%e3%82%ab%e3%83%8a/

サウジ女性はカナダに無事に到着し、その後はカナダでの生活が始まっています。

(写真 Pattaya Oneより)

トロントに到着後は自由な生活となり、ベーコンや卵を食べ、スターバックスのコーヒーを楽しみ、今はワインを飲んだり煙草を吸ったりする、カナダでの自由な私生活が過ごせており、その様子の写真をSNSなどにアップしています。

一方で、以下の過去記事の、FIFAまでがタイ政府に開放を要求している事件については、その後もタイ当局による拘束が続いています。

PJA NEWS)サウジ女性問題 豪の会見で、バーレーンサッカー選手問題にも展開 (2019年1月11日)
https://pattayaja.com/2019/01/11/pja-news%e3%82%b5%e3%82%a6%e3%82%b8%e5%a5%b3%e6%80%a7%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%80%80%e8%b1%aa%e3%81%ae%e4%bc%9a%e8%a6%8b%e3%81%a7%e3%80%81%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b5%e3%83%83/

以下、タイの大手英字メディアのBangkok Postが昨日報じています。

Bangkok Post)Refugee footballer held in Thailand ‘losing hope'(2019年1月24日)
Bangkok Post)難民のサッカー選手、タイでの拘束で「希望を失う」
https://www.bangkokpost.com/news/general/1617154/refugee-footballer-held-in-thailand-losing-hope

報道によると、上記の2019年1月11日のPJA NEWSで報じたFIFAがこのバーレーンのサッカー選手への開放を求める声明を出した後も、タイ当局は同選手の拘束を依然として続けており、もはや「希望」を失いつつある状況にあります。

同選手はバーレーンでは、2012年にバーレーンであったデモの際に、デモ隊が現地の警察署を焼き払おうとしたのを幇助したとして懲役10年の判決が出ています。同選手によれば、これらは兄が政治活動家で、当局に目をつけられたために出されたものだと主張しています。

その後同選手は保釈中の2013年にバーレーンを脱出、オーストラリアに難民として受け入れられ、その後はオーストラリアのメルボルンのサッカーチーム選手となって生活していました。

しかし2017年11月27日、同選手は妻と休暇でタイを訪れた際に、バーレーン政府の要請を受けたタイ当局により身柄を拘束されました。

ICPO(国際刑事警察機構、インターポール)は、当初はバーレーンの要請で国際指名手配をしていましたが、国際的な大きな非難を受けて取り下げていました。

上記のオーストラリア政府の会見での解放の要求や、異例となるFIFAからの解放を求める声明が出ましたが、その後は現在もタイで身柄の拘束が続いており、もはや希望を失いつつある状況にあります。

上記が、報道されている概要です。

FIFAがタイのプラユット首相に出した声明の内容も、今日のBangkok Postに掲載されていますのでご紹介します。

Bangkok Post)Fifa to Prayut: Release Bahraini footballer (2019年1月25日)
Bangkok Post)FIFAからプラユット首相へ:バーレーンのサッカー選手の釈放を
https://www.bangkokpost.com/news/sports/1617206

このように同選手の開放を求めるオーストラリア政府の要望や人権団体の要望、異例となるFIFAの声明があっても、タイでの同選手の拘束は本記事執筆時点も続いています。

タイは現在、上記のサウジ女性の国連による保護で海外からの評価が高まりつつある折ですから、筆者個人としては、どの案件にも人道的配慮をもった対応をしてほしいと思います。

参考)Bangkok Postで紹介されている、同選手開放を求めるツイートや動画

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