タイ国王陛下、タクシン元首相の勲章剥奪
昨日の3月29日(金)、タイのワチラロンコン国王陛下がタクシン元首相の勲章を剥奪することを発表しました。
本発表は本日の3月30日、官報に掲載されました。
タイ大手英字メディアのBangkokPostが伝えています。
BangkokPost)Royal decorations for Thaksin recalled (2019年3月30日)
BangkokPost)タクシン元首相への王室の勲章剥奪
https://www.bangkokpost.com/news/politics/1653784/thaksin-royal-decorations-revoked
本ニュースは日本でも、共同通信が本日に以下の通り報じています。
共同通信)タクシン氏の勲章剥奪 (2019年3月30日)
https://this.kiji.is/484726877033514081
【バンコク共同】タイのワチラロンコン国王は、タクシン元首相が受章した王冠勲章を剥奪するよう命令した。汚職罪に問われた公判への出廷を拒否して2008年に国外逃亡したことなどを理由に挙げ「極めて不適切な行為」と非難している。24日の下院総選挙を受け、新政権樹立に向けた各党の連立工作への影響は必至だ。
絶対的な権威を持つ国王が「反タクシン」の立場を鮮明にしたことは、タクシン派政党に深刻な打撃となった。タクシン派と対立する親軍政政党を勢いづかせる可能性がある。命令は30日の官報に公示された。
写真はPJA事務局にて)
タクシン元首相へ、タイのワチラロンコン国王陛下が勲章剥奪をされたことで、以下記事の通り連立を組んで次期政権を狙うタクシン派の連合政党への影響は大きくなることが予想されます。
PJAニュース過去記事)タクシン派政党、7政党255議員の連立を発表(2019年3月27日)
https://pattayaja.com/2019/03/27/%e3%82%bf%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%b3%e6%b4%be%e6%94%bf%e5%85%9a/
タイの政局は今後どのようになるかに注目が集まります。
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