タイ人女性、関空に覚せい剤1.1キロ密輸で逮捕
タイ人女性(27歳)が、タイのバンコクから日本の大阪の関西国際空港への飛行機で、預け入れ荷物のスーツケース内に覚せい剤1.1キロ、末端価格で約6,600万円相当を隠して密輸しようとし、日本の税関当局が逮捕、起訴しました。
タイの総合情報サイト「タイランドハイパーリンクス」が昨日、次のように伝えています。
タイランドハイパーリンクス)タイ人女、関空から覚醒剤1.1キロ密輸「元彼から頼まれた」
https://www.thaich.net/news/20190411ka.htm
各報道によると27歳のタイ人の女が、タイから関西国際空港に覚醒剤1.1キロ(末端価格6,600万円相当)を密輸しようとしたとして、逮捕・起訴されました。
タイ人の女が密輸をしようとしたのが2019年3月17日のこと。タイから関西国際空港に到着した際、団体ツアータグをつけているのに1人で行動しているのを不審に思った係員が、タイ人の女の所持していたスーツケースを調べたところ、覚醒剤が見つかりました。覚醒剤を隠せるように改造した、特別なスーツケースでした。
タイ人の女は「元彼に2000ドルの報酬で運ぶよう頼まれた。違法な薬物であることはうすうすわかっていた」と話していて、罪を認めているとのこと。
(写真はイメージ)
以下の過去記事の通り、タイでは覚せい剤などの違法薬物の蔓延が問題となっており、押収量は昨年過去最高の覚せい剤約18トンに達し、この覚せい剤などの麻薬は日本にも流入してしまっています。
PJAニュース)覚せい剤の昨年押収量が過去最高!日本にも流出 (2019年3月24日)
https://pattayaja.com/2019/03/24/%E8%A6%9A%E3%81%9B%E3%81%84%E5%89%A4%E3%81%AE%E6%98%A8%E5%B9%B4%E6%8A%BC%E5%8F%8E%E9%87%8F%E3%81%8C%E9%81%8E%E5%8E%BB%E6%9C%80%E9%AB%98%EF%BC%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%82%82%E6%B5%81%E5%87%BA/
この流入ルートは、以下の過去記事のように日本人が知らないうちに、麻薬の運び屋にされている事件なども報じられています。
PJAニュース)知人を麻薬の運び屋に!容疑者は「騙された」と主張中 (2019年3月22日)
https://pattayaja.com/2019/03/22/%E7%9F%A5%E4%BA%BA%E3%82%92%E9%BA%BB%E8%96%AC%E3%81%AE%E9%81%8B%E3%81%B3%E5%B1%8B%E3%81%AB%EF%BC%81%E5%AE%B9%E7%96%91%E8%80%85%E3%81%AF%E3%80%8C%E9%A8%99%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%8D%E3%81%A8/
一方で本ニュースのように、タイ人女性が「彼氏から頼まれた」として、報酬欲しさに覚せい剤を日本へ密輸しようとしている実態も浮かび上がってきます。覚せい剤を1.1キロ、末端価格で6,600万円相当も密輸しようとして捕まったわけですから、日本でも重罪です。
わずか20万円強程度の報酬のために、まさに「一生を棒に振る」事をしてしまったものです。
このようなルートでタイから日本に覚せい剤などの麻薬が流入し、日本では芸能人なども薬物を使用して逮捕され、大きく報道される事件が頻発しているのは、皆様ご存知の通りです。
このような麻薬の流入を止めるために、税関当局にはより確実な検査が期待されますし、一般の人も、人から荷物などは絶対に預からないよう注意しないといけませんね。
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