パタヤ)振り込め詐欺拠点、本日警察庁が捜査員派遣。全容解明を!
2019年3月29日午後にタイのパタヤで、日本に対して振り込め詐欺をしていたグループの拠点をタイ警察が摘発し、邦人15人を逮捕した事件に続報です。
PJAニュース)パタヤ:日本への特殊詐欺「日本の警察の方に伝えて」 (2019年3月31日)
https://pattayaja.com/2019/03/31/%e3%83%91%e3%82%bf%e3%83%a4%ef%bc%9
本日の2019年4月16日、日本の警察庁はタイ警察と情報を共有するため、捜査員を現地に派遣します。
日本メディアの日経新聞のオンライン版が今朝、共同通信のソースを元に以下の通り伝えています。
nikkei.com)警察庁、タイに捜査員派遣 詐欺グループ実態解明へ (2019年4月16日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43775560W9A410C1CC0000/
タイ中部のパタヤで特殊詐欺に関与したとみられる日本人15人が逮捕された事件で、警察庁などは16日、タイ警察と情報を共有するため捜査員を現地に向け派遣する。警察当局は今後、被害者を特定、詐欺グループの全容解明に乗り出す。
タイ警察は3月29日、パタヤにある一軒家を捜索し、不法就労の疑いで15人を逮捕した。現地の捜査関係者によると、日本国内の高齢者らに詐欺の電話をかける「かけ子」グループとみられ、捜索で約50台のIP電話機や詐欺の手順を示したマニュアルを押収した。
高齢者らに購入させた電子マネーをだまし取る手口で、被害者は200人以上、被害総額は2億円超に上る可能性がある。日本の警察当局は容疑を固めた上で、15人が国外退去になり次第、逮捕する方針。〔共同〕
Pattaya Online NewsのFacebook投稿写真より)
海外のタイのパタヤに拠点を作り、日本の高齢者などを中心に電話で騙し、財産を巻き上げる、あまりにも卑劣な振り込め詐欺の犯行グループ。
今回パタヤで摘発された拠点の被害額は、たったの2か月で、なんと約2億円以上、被害者数は200人以上にものぼっていたと見られています。
このような振り込め詐欺の手口による被害は、日本で非常に大規模になってしまっています。タイに住んでいる日本人の間でも、日本の実家の両親が被害にあった等という話はしょっちゅうで、不安が広がっています。
このような振り込め詐欺グループの海外拠点が、タイで初めて、パタヤで摘発されました。この摘発は過去記事でお伝えした通り、タイ警察の方が、日本での振り込め詐欺の被害を止めたいという思いで、大変な捜査をして立件してくれたものです。そして日を追うごとに、その実態の酷さが伝わってきています。
この詐欺グループの”かけ子”たち15人は、摘発時の様子を伝えた以下の報道からも、逮捕後に「ヤバイってー」などと談笑する姿が伝えられており、態度も酷いものである事がわかります。
ANN NEWS Channel)「ヤバイってー」談笑も・・・タイ豪邸の詐欺アジト摘発 (2019年4月1日)
広がり続ける日本の振り込め詐欺の被害の背景には、このように詐欺を海外のタイのパタヤで行っている、このような態度の犯人グループがいるのです。
日本で多くの人が、子供の為などと騙されて、被害にあってしまっている振り込め詐欺やアポ電強盗。
この被害を止めるために、本日日本の警察庁からも捜査員の方が派遣され、全容解明を目指すと報じられています。
タイ警察に加えて、日本の警察による、捜査と犯人グループの全容解明に、日本だけでなくタイからも大きな期待と応援の声が寄せられています。
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