2019年5月1日 PJA NEWS)

パタヤ)メーデーの祝日で渋滞、ビーチも大混雑(動画付き)

今日の5月1日はタイの労働の日(メーデー)で、休みを利用して数千人のタイ人がパタヤを訪れました。

これにともない今日は道路も渋滞、ビーチも人込みで大混雑となっていました。

実際の様子をパタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsが以下の動画で伝えています。

パタヤのビーチが人気で、せっかくの休みはパタヤのビーチへと多くの人が訪れている様子が伝わりますね。

尚、タイの5月1日のメーデー(労働の日、National Labour Day)は、一部に日本の祝日の「勤労感謝の日」と合わせて訳しているサイトや本が見受けられますが、タイのメーデーは日本の勤労感謝の日とは趣旨が大きく異なります。

もともと、日本の勤労感謝の日の起源は、古代から行われている宮中祭祀の1つで、収穫に対して感謝をする「新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)」です。

この宮中祭祀は飛鳥時代の皇極天皇の時代から行われていたという説が有力で、現存する書物で確認できる最古の記述は、仁徳天皇の時代の「日本書紀」巻第十一にある「卌年 (中略)是歲、當新嘗之月、以宴會日、賜酒於內外命婦等」という記述です。

しかしながら第二次大戦で日本が敗戦し、米国を中心とする戦勝国は日本の天皇と日本の国政を切り離すことを目的に、天皇や皇室の色が強くでる宮中祭祀の「新嘗祭」は取りやめになりました。そして、そのかわりに戦後の1948年7月20日に成立した祝日法によりできたのが、日本の勤労感謝の日です。このため、日本の勤労感謝の日は同法第二条において、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日と定義されています。このため、諸外国のメーデーや労働の日とは趣旨が大きく異なるのです。

今日から日本は令和の時代となりましたが、このようなLabour Dayの歴史的経緯の違いにも、日本らしい歴史を感じますね。

皇極天皇(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%89%E6%98%8E%E5%A4%A9%E7%9A%87

仁徳天皇(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%81%E5%BE%B3%E5%A4%A9%E7%9A%87

新嘗祭(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%98%97%E7%A5%AD

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