2019年12月13日 PJA NEWS)

日本政府、タイプレー県に子どもと高齢者のための送迎車を支援

昨日の2019年12月12日、在チェンマイ日本国総領事館にて松本洋総領事とサローイ地区行政機構長のプワン・フアンフー氏との間で「プレー県ワンチン郡サローイ地区における子どもと高齢者のための送迎車両整備計画」支援の署名式が執り行われました。

(2019年12月12日 署名式の様子
在チェンマイ日本国総領事館にて
写真:在チェンマイ日本国総領事館)

サローイ地区はプレー市内から約100キロ離れた県最南端にあるワンチン郡に位置し、ランパーン、スコータイと県境を接しており、管轄エリアの約60%が山岳地です。

サローイ地区行政機構は送迎車両を所有していないため、敷地内にある保育園の子どもたちの約9割が自家用バイクか乗り合いバイクで通園しており、高齢者の運転、ヘルメットの未着装、大人数での乗合など、非常に危険な状態での通園を余儀なくされています。

また同機構は、高齢者が家に引きこもることを防ぐために月2回高齢者学校を開催し、校外活動も活発に行っていますが、交通手段がないため参加できない高齢者も多く、登録者は高齢者全体の10%にも満たない状況であり、安全で効率的な送迎を可能とする送迎車両の整備が喫緊の課題となっています。

この状況を受けて日本政府は、サローイ地区行政機構の送迎トラックとバス停設置にかかる総額2,014,000バーツ(約6,887,880円)の支援を決定しました。

本計画により、子どもたち及び高齢者の安全な交通手段が確保され、基礎教育環境の向上や高齢者をはじめとする周辺住民の生活の安全に寄与することが期待されます。

日本政府は、今後とも草の根・人間の安全保障無償資金協力を通して、人間の安全保障のための取り組みを支援していくとしています。

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