2019年12月23日 PJA NEWS)
タイ)日テレ「24時間テレビ」捏造疑惑、ヤラセの証拠を撮影!Tablo報道
以下の、日本テレビ「24時間テレビ」がタイのコムローイに関して、ねつ造報道が行われた疑惑のニュースに続報です。
PJA NEWS)タイ)日テレ「24時間テレビ」、震災慰霊のコムローイでやらせ疑惑!Tablo報道 (2019年12月18日)
https://pattayaja.com/2019/12/18/7965/
写真:Tablo報道)
この問題は日本の新メディアのタブロ(Tablo、編集長:久田将義)が、日本の民放キー局である日本テレビが看板番組の「24時間テレビ」のタイでの撮影・放送分で、タイのチェンマイ郊外のN町で日本の東日本大震災の慰霊のためにボランティアであげられたかのように放送された感動の話が、実際には全員に金銭を提供して人々を集めて、あげてもらって撮影しただけの、やらせというべき実態の疑いがある事を報じていました。
そして本日の2019年12月23日の朝、タブロは続報として
「ヤラセの証拠撮った! 日テレ24時間テレビの捏造疑惑 女優・黒木瞳のそばでずっと黙っていた“アイツ”」
日テレ「24時間テレビ」の放送内容のイラスト)
と報じました。
Tablo)ヤラセの証拠撮った!
日テレ24時間テレビの捏造疑惑 女優・黒木瞳のそばでずっと黙っていた“アイツ”(2019年12月23日)
P1 https://tablo.jp/archives/17235
P2 https://tablo.jp/archives/17235/2
P3 https://tablo.jp/archives/17235/3
P4 https://tablo.jp/archives/17235/4
「24時間テレビ」では、そもそも現地のタイのチェンマイ県のN町は、コムローイを飛ばす場所ではないし、空港に近いことからコムローイはそもそも禁止されている地区である事を伝え、ここでイベントが行われたとするにはあまりに不自然だと指摘しています。
以下が、実際のTablo報道です。
日テレ「24時間テレビ」が撮影されたチェンマイ県N町の運動場)
この写真は、24時間テレビがコムローイを上げる会場として使った「N」町の運動場だ。第一報にも記述があるが、そもそもコムローイという祭りは11月に行われるもので、主に「厄落とし」という意味合いを込められたものだ。11月といえばタイでは乾季にあたり、雨が少ない。しかし、番組は8月に放送されるため、収録は雨季真っ盛りの時期に行われたとのことだった。残念ながら黒木瞳が現地を訪れた時にも雨は降り、この運動場はグチャグチャな状態だったという。
そもそもコムローイを上げる習慣がない町で、コムローイを上げる時期ではない時に、航空法上飛ばしてはいけない地域で無理やり飛ばしているわけだが、番組内ではそのような説明は一切なかった。まるで「いつもやってます」といった体で町人が集まり、「ボランティアです」といった体で人々はコムローイを上げる。それも『日本のことを想って』だ。そんなことが自然発生的に起こったら何と素晴らしいことだろうと思ったが、何のことはない……金で集めた人々だったのだ。
さらに、24時間テレビでは子供たちが学校で日本のために、自発的にコムローイを作ってくれたかのように説明し、黒木瞳が感動するシーンが放送されていますが、これについても同様の指摘をしています。
その上で、タイの子供たちまでを日本のテレビが、ねつ造ややらせのためにダシに使っている疑惑への疑問点を指摘しています。
日テレ「24時間テレビ」が撮影されたチェンマイ県N町の学校
この学校は、上記の運動場のすぐ近くにあります。)
番組内では、“日本のため”に町の小学生もコムローイ製作を手伝ってくれるシーンもある。黒木瞳は「サボってる人が誰もいない……日本のためにみんな黙々と…」と感激する場面だ。確かに、これがヤラセではなく本当だったら、こんな嬉しいことはない。素直に日本人の一人として感動し、子どもたちに感謝しただろう。
だが、果たして本当にそうなのだろうか。町を取材して誰もが「金を貰ったから参加したんだ」と口々に言うイベントだ。小学生たちが自主的に、しかも学校内でコムローイを製作してくれていたとは到底思えない。彼らの顔はみな疲れており、イヤイヤではないにしろ、どこか疑問を持ちながら作業している様子が伺える。私たち取材班は、子どもたちが一番不憫でならなかった。子どもをダシにするのは本当にやってはいけないことだ。
さらに、Tablo(タブロ)報道では「物的証拠」として、人が募集されて行われた事を表す写真も掲載して報道しています。
詳細は、以下のTablo(タブロ)記事をご覧下さい。
Tablo)ヤラセの証拠撮った!
日テレ24時間テレビの捏造疑惑 女優・黒木瞳のそばでずっと黙っていた“アイツ”(2019年12月23日)
P1 https://tablo.jp/archives/17235
P2 https://tablo.jp/archives/17235/2
P3 https://tablo.jp/archives/17235/3
P4 https://tablo.jp/archives/17235/4
日テレは現在、タブロに対し回答で
「この企画は趣旨にご賛同いただいた地元の方々の協力があって、成立したものと考えております」
以上
日本テレビ社長室広報部
とのみ回答しているということです。
この事実を受けても、この対応しかしていない日本テレビ。
イッテQの問題どころではなく、24時間テレビでもこのような問題を起こし、さらに現在の対応をしている事を考えると、日本テレビの放送を信用して見る事は視聴者には出来なくなっていきそうです。日本のキー局のメディアの対応としても、大きな疑問が国際的に持たれる事となりそうです。
なお、本疑惑を伝えるタブロも既に記事で指摘している通り、実はこのコムローイが通常は禁止されているN町で、なぜかコムローイが撮影された日本のテレビ局の番組は、24時間テレビだけではありません。もう一つ、24時間テレビの前に撮影が行われていました。
タブロ報道は既に報道関係者などを中心に大きな話題となっています。
現状、まだ報道されている実態は全体のうちのわずかという印象ですから、このニュースのタブロの続報に、大きな注目が集まりそうです。
なお、報道されているコムローイ祭りのねつ造疑惑は、タイ現地でも以前から問題視されており、PJA NEWSでも以下のロイクラトンの祭りを御案内した際の過去記事のように、少し本問題の指摘を記載していました。
PJA NEWS)パタヤ)11月11日ロイクラトン祭り!祭りの意味の誤解に注意を (2019年9月28日)
https://pattayaja.com/2019/09/28/6673/
ちなみに、日本ではロイクラトンの祭りのうち、チェンマイなどでの気球を飛ばすのが有名になった理由の一つに、一部日本のテレビ局が人気番組で「今回のタイのチェンマイの気球には、日本の震災被害者への追悼という意味がある」という感動話として報道した事が大きな理由の一つとしてあるのですが、実際にはそんな意味はありません。
調べた所、これは一部日本のテレビ局のねつ造報道によるものですので、誤解されないよう注意してください。
参考記事)
PJA NEWS)タイメディアで、日テレ”イッテQ”のタイの祭りねつ造問題が報じられる
https://pattayaja.com/2018/11/18/1013/
上記の通り、タイのロイクラトンの時期に行われる、チェンマイの気球を飛ばすコムローイのお祭りを日本で有名にしたのは、この24時間テレビでの放送も大きな要因だったと思います。
このコムローイの祭りは、もともとはタイ全土のロイクラトンの祭りと似た趣旨のお祭りでした。
もちろん、現地の感覚で言うと、近年はタイでもロイクラトンが日本のバレンタインデーのような若い男女の日のように思われたりすることがあり、タイ政府も間違った解釈をしないようにと注意喚起したり、死者への慰霊や厄除けなどといった、新たな意味を考える人も一部にはいます。
ただ、だからといって金を払って人を集めて、それを放送で東日本大震災の慰霊のために人々が自発的に集まって、いつもコムローイを上げているかのような趣旨で日テレの24時間テレビで放送する事が、許されるわけではありません。
実際には日テレ以外のテレビ局の内部の方々でも、この24時間テレビのやらせの問題をある程度ご存知の方々は昨年末のイッテQのやらせ疑惑の騒動の頃からおられたので、どこかが出すかもしれないと思って見ていましたが、実際に現地取材で証拠を押さえて報道したのは本日のタブロが初となりました。
この日テレの実態報道に、タブロの続報に大きな注目が集まっています。
タイでは以下のワイズの問題により、タイ世論でも日本メディアの倫理観の問題が問題視されている中にあります。
この現状の中で日テレの問題も噴出していることから、ワイズや日テレのような一部日本メディアによる問題が、国際的な反響を引き起こしそうです。
発行:ライディーン社 代表:西岡良樹
画像はタブロより引用)
<日本語版>
PJA NEWS)タイ)女性中傷のワイズ、タブロに回答せずツイート対応で報じられる
https://pattayaja.com/2019/10/18/7099/
<タイ語版>
PJA NEWS Thai)การวิพากย์วิจารณ์เรื่องการเปิดเผยภาพและชื่อของ หญิงสาวชาวไทย อาชญากรรมที่เกิดขึ้นในประเทศไทยเป็นเวลายาว นานด้วยฝีมือของ “WiSE รายสัปดาห์”
https://pattayaja.com/2019/10/22/7150/
(「週刊ワイズ」(発行社:ライディーン社 代表:西岡良樹)
公式ツイッターのツイート
画像はタブロ報道より引用)
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