2019年12月30日 PJA NEWS)
タイ)「24時間テレビ」捏造疑惑、やらせで寄付を募った日テレに批判
以下の、日本テレビ「24時間テレビ」がタイのコムローイに関して、ねつ造報道が行われた疑惑のニュースに続報です。
PJA NEWS)タイ)日テレ24時間テレビ捏造疑惑続報!もう一つは、あの人気番組 Tablo報道
https://pattayaja.com/2019/12/26/8036/
(日テレ「24時間テレビ」で放送された街並みと、実際の現地
写真:Tablo報道より)
前回記事の通り、このタイのチェンマイ県のN町でコムローイを上げさせていたのは、日テレの「24時間テレビ」だけでなく、日テレの看板番組「世界の果てまでイッテQ」も上げさせていました。
「世界の果てまでイッテQ」は昨年の2018年11月、ラオスやタイの奇祭をねつ造して大問題を起こしている番組です。
日テレは現在、タブロに対して回答で
「この企画は趣旨にご賛同いただいた地元の方々の協力があって、成立したものと考えております」
以上
日本テレビ社長室広報部
とのみ回答しているということです。
この日テレの24時間テレビのねつ造疑惑事件を受けて、昨日の2019年12月29日、タブロの久田将義編集長が記名記事で、次のようにコラム記事を書かれました。
久田編集長は日本の報道の世界で編集長歴も長い有名な方で、2017年に創刊したタブロでも以下のように政治家から圧力を受けた事なども書かれている、とても気骨のあるジャーナリストです。
タブロ)大物国会議員から「君を抹殺するぞ!」と言われた話 (2017年11月26日)
http://tablo.jp/serialization/hisada/news002534.html
タブロ)森友・加計問題で窮地に陥った安倍総理からの執拗な抗議を受けてしまいました。(2018年4月14日)
http://tablo.jp/serialization/hisada/news003142.html
久田編集長の、日テレ「24時間テレビ」のねつ造疑惑事件について考察された記事が以下のもので、いわゆる「やらせ」というべき報道としてどのようなものがあったか、今回のケースは何が問題かを考える内容をジャーナリストとして書かれ、反響を呼んでいます。
Tablo)新証言が続々と 日本テレビは本当に大丈夫か 人の善意を悪用した『24時間テレビ』の罪が明らかに|久田将義
P1 https://tablo.jp/archives/17372
P2 https://tablo.jp/archives/17372/2
P3 https://tablo.jp/archives/17372/3
P4 https://tablo.jp/archives/17372/4
P5 https://tablo.jp/archives/17372/5
(画像はTablo報道より
日テレ「24時間テレビ」の放送内容のイラスト)
久田編集長は持論として、世の中にあるヤラセの中でも人の善意を逆手に取ったもの。弱者をバカにしたもの、ドキュメントに見せかけた「フェイク」は、許されるべきではないという考えを説明しています。
その上で、日テレの24時間テレビの今回のねつ造疑惑事件は、タイの文化だけでなく日本に深刻な被害を今も与えている東日本大震災の被災者を愚弄し、捏造番組を制作し、それに感動した視聴者から募金として金銭を募った事になり、ヤラセだと許されるものではないと指摘しています。
この指摘に、特に多くの報道関係者から反響の声が上がっています。
ある日本メディアの関係者は「日テレの24時間テレビの問題は、この(金をもらって集められたという)証言が事実だとすれば、ねつ造を元にドキュメンタリーとして放送し、一般の人に寄付として金銭を募って集めていた点でも、相当に問題が大きい。」
「イッテQの海外の祭りのねつ造する問題よりも、ドキュメンタリーであること、チャリティーとして金銭を一般の人から集めていたことで問題が遥かに大きい」と語りました。
海外メディアの英字メディアの人間に英文にしたものを渡した所「日本のチャリティー番組は、こんなやらせで金を集めても問題にならないのですか?」と逆に質問されてしまうありさまです。
この状況の中でも、先の一文を社長室名で発表する対応しかしていない日テレ(日本テレビ)。
昨年から指摘されているイッテQの問題だけでなく、24時間テレビでもこのような酷い問題を起こし、さらに現在の対応をしている事を考えると、日本テレビの放送を信用して見る事は、一般の視聴者にも出来なくなっていきそうです。日テレは今日も日本でニュースをも報じていますが、この日テレのニュースは一般の人に、どこまで信用されるのでしょうか?
タブロ報道の24時間テレビのねつ造疑惑事件は、既に報道関係者などを中心に海外メディアも含めて話題となっています。
そのような中で、日本の民放キー局のメディアの対応として、大きな疑問が国際的に持たれる事となりそうです。
タイ世論でも、ワイズ問題により倫理観が問題視される日本メディア
タイでは以下のワイズの問題により、タイ世論でも日本メディアの倫理観の問題が問題視されている中にあります。
この現状の中で日テレの問題も噴出していることから、ワイズや日テレのような一部日本メディアによる問題が、国際的な反響を引き起こしそうです。
PJA NEWS)タイ)ワイズの対応に批判殺到「タイの方々は日本人を楽しませる”物”ではない」 (2019年10月2日)
https://pattayaja.com/2019/10/02/6770/
(「週刊ワイズ」
発行:ライディーン社 代表:西岡良樹
画像はタブロより引用)
(画像は上記過去記事より)
<日本語版>
PJA NEWS)タイ)女性中傷のワイズ、タブロに回答せずツイート対応で報じられる
https://pattayaja.com/2019/10/18/7099/
<タイ語版>
PJA NEWS Thai)การวิพากย์วิจารณ์เรื่องการเปิดเผยภาพและชื่อของ หญิงสาวชาวไทย อาชญากรรมที่เกิดขึ้นในประเทศไทยเป็นเวลายาว นานด้วยฝีมือของ “WiSE รายสัปดาห์”
https://pattayaja.com/2019/10/22/7150/
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