2020年3月16日 PJA NEWS)
速報:タイ)武漢ウイルス、ブリラム県が入県者の全員に検査と14日自主隔離!
中国の武漢から広まっている新型コロナウイルスの「武漢ウイルス」について、本日の2020年3月16日、タイのブリラム県は県に入る全員に、スクリーニング検査と14日間の自主隔離の義務を課す事を発表しました。
タイの大手英字メディアのBangkok Postが本日の2020年3月16日の午後6時頃、以下の通り報じました。
Bangkok Post)Buri Ram province locked down (2020年3月16日)
Bangkok Post)ブリラム県、入県検査の強化義務命令
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1880080/buri-ram-province-locked-down
ブリラム県のThatchakorn Hatthathayakul県知事は本日の2020年3月16日、ブリラム県に入県する人間はタイ人、外国人のいずれも全員が、新型コロナのスクリーニング検査を受ける事、県に入った後は14日間の自主隔離を義務として行う事などを命じる命令を出しました。
これにより、ブリラム県に入る人間は全員が入県時にブリラム県の公務員やボランティアスタッフによるスクリーニング検査を受け、発熱をしている人などは病院へ搬送される事となります。その後、14日間は自主隔離が義務付けられます。
また、県内で50人以上が集まるイベントは全て禁止されます。
知事は、違反者には罰則の法的措置を行う方針を語っています。
入県者の全員に命令が出されるのは、タイでも初のことです。
報道されている概要は上記の通りです。
このニュースはタイ各紙で大きく報じられており、パタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsも以下のように報じていますが、Bangkok Postは「Locked down」という封鎖に近いイメージの表現をしており、より強烈なタイトルで伝えています。
The Pattaya News)Governor of Buriram tightens protective measures in the province, will screen all visitors foreign and domestic
https://thepattayanews.com/2020/03/16/governor-of-buriram-tightens-protective-measures-in-the-province-will-screen-all-visitors-foreign-and-domestic/
ただ現実問題として、ブリラム県にも多数ある県境の道の全てで、どうやって体温だけでも検査を実施して武漢ウイルスの検査をするのか?など、詳細は本日のニュースだけでは不明な所も多いと思います。
そのため実際の運用がどのようになるのかは、今後の推移を見なければいけないでしょう。
※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について
現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。
PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か?米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。
そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。
※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。
本ニュースの元記事のタイ語版、英語版等は、以下でご覧下さい。
The Pattaya News(英語版)
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