2020年3月25日 PJA NEWS)
速報:タイ)非常事態宣言が今夜から有効!外国人はタイ入国禁止に
中国の武漢から広まっている新型コロナウイルスの「武漢ウイルス」について、以下の過去記事の通りタイ政府は非常事態宣言を出し、本日の深夜12時に日付が変わると非常事態宣言が有効となります。
PJA NEWS)速報:タイ)武漢ウイルスで、プラユット首相が非常事態宣言!(2020年3月24日)
https://pattayaja.com/2020/03/24/9461/
このニュースに続報です。
本日の2020年3月25日、タイメディアのMatichonが非常事態宣言による規制の内容の一部について報じ、これを元にパタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsが、次の概要を報じています。
The Pattaya News報道)
本日深夜から有効となる非常事態宣言は、2020年4月30日まで、感染拡大の防止のために有効となります。
タイは現在、武漢ウイルスの感染者数が1000人に迫る勢いにあり、これまでの所ではバンコクのルンピニスタジアムでのムエタイの試合でのクラスター感染(集団感染)により感染者数が増加しています。
これを受けてタイ政府は非常事態宣言を出しています。非常事態宣言による規制内容の一部は、次の概要です。
-外国人のタイへの入国の禁止。ただし、労働許可を取得している外国人や、外交官、輸出入の業者やパイロットなどは入国禁止の対象ではない。
―5歳以下の子供と70歳以上の方、および健康上の懸念がある人に、出来るだけ自宅で過ごすよう勧める。
-公共の場所に人々が集まる事を禁止。
-バンコクのスタジアムやナイトクラブ、遊び場などは、状況が改善するまで閉鎖。
-各県の知事は、集団感染の危険性がある場所への立ち入りを禁止する権限を与える。
-タイ国内の県をまたぐ移動は許可されている。ただし、移動者はチェックポイントの担当官に情報を提供し、必要な検疫や自主隔離をしなければいけない。
-食料や飲料水、医療品などのむやみな買いだめは禁止、処罰の対象となりうる。
-誤ったニュースを配布する事により人々を怖がらせたり誤解を生じさせる行為は禁止され、政府は削除や修正をする事ができ、誤ったニュースを出した報道機関は法的な責任を負う。
銀行や、テークアウトの飲食店、日用品の販売店、工場の営業、ガソリンスタンドなどの、生活に必要な営業は続けられる。
この命令への違反者は、最大で懲役もしくは禁固2か月の罪で処罰の対象となりうる。
この命令は毎日、状況に応じてタイ政府により見直されうる。
なお、本命令では戒厳令(外出禁止命令)や封鎖命令(人の移動の禁止命令)はありません。
現時点で報道されている概要は上記の通りです。
より詳細な内容がわかり次第、PJA NEWSでも続報の予定です。
尚、本記事内容について、タイメディアのMatichonが伝えるニュースは以下のものです。
Matichon)อ่านข้อกำหนดสถานการณ์ฉุกเฉิน คนสูงอายุ-เด็กเล็ก-คนมีโรค ให้อยู่ในเคหสถาน (2020年3月25日)
https://www.matichon.co.th/politics/news_2088617
(PJA<パタヤ日本人会>より)
武漢ウイルスはPJAの事務局があるパタヤを含むチョンブリ県でも、感染が拡大しています。皆様くれぐれもご注意下さい。
PJAでは現在、会員の方で子供さんがおられる家庭向けに、日本メーカー製のN95マスクのプレゼントをしています。
PJA会員で対象の方は、PJAの事務局へ連絡し御予約の上で、お受け取りをお願いします。
またPJAでは、PJA会員の方で帰国やビザなどでご要望があられる場合は、PJA事務局で御相談をお伺いして、個別に情報提供等を含めた御支援をしています。PJA会員の方でご要望の方は、事務局に連絡し御予約の上で、御相談下さい。
※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について
現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。
PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か?米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。
そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。
※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。
本ニュースの元記事のタイ語版、英語版等は、以下でご覧下さい。
The Pattaya News(英語版)
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