2020年3月30日 PJA NEWS)

タイ)WHOのタイの感染状況報告、タイでは20~40代の男性が61%と多数

中国の武漢から広まっている新型コロナウイルスの「武漢ウイルス」は、タイでも感染者を増加させており深刻な状況となっています。

昨日の2020年3月29日付けのWHOThailandの報告資料を以下に掲載します。

(2020年3月29日 WHO Thailand 報告資料
Highlights部分)

上記のWHOThailand報告資料によると、タイでは感染者のうち61%が20~49歳の男性と多くなっています。これはバンコクのルンピニスタジアムでのムエタイのボクシング施設での集団感染による感染者が多いためと考えられており、この傾向はタイ特有と言えるでしょう。

尚、昨日の3月29日の上記資料時点でのタイでの感染確認者は累計1,388人、そのうち1172人がタイ人、216人が外国人です。

医療関係者の感染は19人で、タイの76の県のうち、59の県で感染者が確認されています。

WHOは国連機関であり、このようなレポートを見ていてもわかる通り、各国に対し公正・中立な立場が求められる組織ですが、このWHOが中国共産党政府の強い影響力下にあります。

この事が今回の武漢ウイルスの問題をさらに拡大させたという指摘も多くあり、WHOのテドロス事務局長の辞任を求めるキャンペーンがインターネット上行われ、大規模になっています。

これについて日本のNHKは、麻生副総理の以下のコメントを元に、次のように伝えています。

NHK NEWS WEB)麻生副総理・財務相「WHOはCHO(中国保健機関)の声も」 (2020年3月26日) https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200326/k10012352231000.html

WHO=世界保健機関のテドロス事務局長が「中国政府が報告した死者数や感染者数をうのみにしている」などとして、インターネット上で辞任を求めるキャンペーンが行われていることに関連して、麻生副総理兼財務大臣は26日の参議院財政金融委員会で、「早い話が、WHOが『ワールド・ヘルス・オーガナイゼーション』ではなく、『チャイニーズ・ヘルス・オーガナイゼーション』ではないかと、『CHO』に直せという声が、わんわん出たことがもとだ」と述べました。

そのうえで「『最初からもっと大変だと言っておけば、もっと早く対応ができたんだ』というのが、賛同する30万人、50万人の人たちのほとんどの不満のもとだ」と述べました。

(PJA<パタヤ日本人会>より)

武漢ウイルスはPJAの事務局があるパタヤを含むチョンブリ県でも、感染が拡大しています。皆様くれぐれもご注意下さい。

PJAでは現在、会員の方で子供さんがおられる家庭向けに、日本メーカー製のN95マスクのプレゼントをしています。

PJA会員で対象の方は、PJAの事務局へ連絡し御予約の上で、お受け取りをお願いします。

またPJAでは、PJA会員の方で帰国やビザなどでご要望があられる場合は、PJA事務局で御相談をお伺いして、個別に情報提供等を含めた御支援をしています。PJA会員の方でご要望の方は、事務局に連絡し御予約の上で、御相談下さい。またPJA会員の方は、治安情報等についても同様の方法で御相談下さい。

※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について

現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。

PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か?米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/

PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。

そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。

 

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