タイ)中国のシノバックワクチン、今月20万回を輸入し接種開始　中国も承認

2021年2月10日　PJA NEWS)

タイ)中国のシノバックワクチン、今月20万回を輸入し接種開始　中国も承認

以下の、タイ政府による中国のシノバック社の武漢ウイルスへのワクチン接種を進める計画に続報です。

タイ)中国ワクチン「ブラジル治験で有効性50.4％」も、政府計画は変更無し
https://pattayaja.com/2021/01/13/17816/

上記記事でお伝えした通り、タイ政府は中国から中国企業「Sinovac(シノバック)」の武漢ウイルスへのワクチン20万回分を今月の2021年2月までにタイに輸入する事を発表しています。その後は、2021年3月には80万回分、4月には100万回分を輸入する計画です。

この計画について、タイの公衆衛生相のAnutin大臣は、中国側もこのスケジュールで輸出する事が確認されているとコメントし、今月から中国のシノバックのワクチンが、タイで接種が始まる事が発表されました。当初は医療従事者や、ハイリスクな高齢者などのみを対象にワクチンの接種が始まる予定です。

(タイNBT報道)

昨日の2021年2月9日、Anutin公衆衛生相は、当初のワクチン輸入分はタイ政府で必要とする分しか輸入できないため、タイの地方政府や民間の病院などでは、輸入や使用は認められないとする考えを語りました。これについて、タイの全国ニュースを伝えるTPN National Newsが伝えています。

(タイのAnutin公衆衛生相
写真:Thairath
TPN National News報道)

このように、武漢ウイルスへのワクチンの最初の200万回分は、タイでは中国のシノバックワクチンの接種が医療従事者、高齢者などから今月に始まる見込みとなりました。

前回記事でもお伝えした通り、その後はタイ政府が購入契約を締結した英国のOxfordとAstraZenecaのワクチンが、2021年5月から合計6100万回分を輸入する計画です。ただし、これについては現状、遅延の可能性が指摘されています。

いずれにしても、ワクチン接種により武漢ウイルスへの騒動が早期に収まってくれる事が期待されています。

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(写真:Tasty提供
ThePattayaNews報道)

(動画はPJA会員のYouTube「KuLost FPV」さん撮影
動画のフルサイズ表示(You Tube版)はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=YI1xMMxtPTU　)

※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について

現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。

PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か？米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/

PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。

そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。

※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。

The Pattaya News(英語版)The Pattaya News(タイ語版)