2021年2月15日 PJA NEWS)
ミャンマーの日本大使館、国軍に自制を繰り返し説得 丸山大使中心に尽力
タイの隣国であるミャンマーでは2021年2月1日の朝に軍事クーデターがあり、軍部が軍事力で政権を掌握し、スーチー氏などを拘束、非常事態宣言を発令しました。その後はミャンマー国内ではインターネットも通じないといった状況となり、ミャンマー国内から得られる情報は限られていますが、入っている情報によると、ミャンマー国軍へ反発する市民に対して2月9日には警察当局がゴム弾を発砲、さらに女性を銃撃した事態が起きており、米国を中心とした民主主義国の各国も注視、軍政の民主主義体制への弾圧を非難しています。
ミャンマーの隣国タイでは以下記事の通り、軍事クーデターの当日にはタイ政府はプラウィット副首相が「ミャンマーの内政問題である」とする見解を出し、この混乱によりミャンマーからタイへの武漢ウイルス陽性者も含めた不法入国者が大量に流入してしまう懸念などが出ている状況にあります。また、タイとミャンマーの間の貿易にも支障が出ています。
タイ)ミャンマーの軍事クーデター、タイへの陽性者の不法流入を懸念
https://pattayaja.com/2021/02/01/18391/
写真:INN News
TPN National News報道)
このような軍事クーデター後のミャンマー国内で、在ミャンマーの日本国大使館は丸山市郎大使を中心に、ミャンマー国軍に自制をするようなんども説得しています。
この動きについて、共同通信グループのNNA ASIAは本日の先ほど、以下の通り伝えています。
NNA ASIA)日本政府、国軍に繰り返し自制要求(2021年2月15日)
https://www.nna.jp/news/show/2152534
在ミャンマー日本国大使館の丸山大使を中心に、日本政府側はミャンマー国軍に抗議デモへの実力行使を自制するよう繰り返し説得をし、加えて拘束されたアウン・サン・スー・チー氏らの早期解放も強く要求しています。
デモ隊への対応に関しては「軍が実力で制圧したらおしまいだ」などと何度も伝えた。
9日に警察当局がゴム弾を発砲したり、女性が銃撃されたりした事態を踏まえたとみられる。
丸山市郎大使はミャンマー駐在歴が豊富で、スー・チー氏側と国軍の両方に人脈を築いているという。
在ミャンマー日本国大使館の丸山市郎大使は1978年中央大学経済学部卒業、外務省入省。
日本の外務省内でもミャンマー通として高名な外交官の方で、外務省総合外交政策局外交政策調整官、外務省総合外交政策局安全保障政策課海上安全保障政策室長等を経て、2011年在ミャンマー日本国大使館参事官。公使参事官としての定年延長などを経て2018年から駐ミャンマー特命全権大使を務め、同年3月29日にヤンゴンに着任。旧ビルマ時代も含めるとミャンマーでの在外勤務はこれが5回目となり、ミャンマーの民主派のアウンサンスーチー氏側、国軍側の両方に人脈があります。
軍事クーデター後の上で国軍による本格的な市民への弾圧があれば欧米の西側諸国の非難が激化するのは必至の状況下で、この丸山大使が中心となって、在ミャンマー日本国大使館においてはミャンマーでの人民への弾圧を回避し、平和と民主主義を回復するための尽力が行われています。
隣国のタイでも、2021年2月1日にもミャンマーの軍事クーデターに抗議する政治集会があり、タイの治安部隊との衝突が既に発生しています。
タイ)ミャンマー大使館前の民主派抗議、治安部隊と衝突、3人以上逮捕
https://pattayaja.com/2021/02/02/18410/
バンコク:ミャンマー大使館前
写真:Thansettakij
TPN National News報道)
隣国のタイも大きな不安に包まれていますが、ミャンマー国内からのタイへの避難者の大量流入などは現状は起きておらず、まだ混乱は大きくなっていません。このようになっている背景には、丸山大使など在ミャンマー日本国大使館、日本政府の尽力があるのです。
しかしながら、ミャンマー国内は本日の2021年2月15日も、AFP通信が以下のように伝えている通りで、インターネットも遮断され国内各地に軍が展開し、国軍のデモへの取り締まりは強化されています。この状況では、今後の動きがどうなるかは現時点では全くわかりません。
ミャンマー、インターネットを遮断 国内各地に軍が展開 (2021年2月15日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3331704
このような状況下で、日本政府、在ミャンマー日本国大使館の尽力に応援の声が大きくなっています。
タイの隣国、ミャンマーでの軍事クーデター後の動きを伝える本ニュースについては、今後も続報の予定です。
補記)在ミャンマー邦人の帰国のため、在ミャンマー日本国大使館の尽力(2020年3月末)
武漢ウイルスが蔓延した当初の昨年の2020年3月28日、ミャンマー政府は感染防止のため、各種ビザの発給を停止する事を発表しました。翌日の3月29日にはミャンマー政府は国際商用旅客便の空港への着陸禁止措置を発表、これにより在ミャンマー邦人が取り残されてしまう懸念が高まる事態となりましたが、これを受けて在ミャンマー日本国大使館の丸山大使はANAと共同でミャンマー政府と交渉、ヤンゴン発成田行きのNH814便を予定通り運行する許可を得て、この問題を解決しました。
参考)在ミャンマー日本大使館に賞賛の声
https://myanmarjapon.com/newsdigest/2020/04/01-22199.php
チョンブリ)家でのお肉料理に、肉叩きプレゼント!Tastyの今週末セールで(PR)
https://pattayaja.com/2021/02/15/18753/
(写真:宗谷岬牧場
https://soyamisaki-farm.co.jp/ )パタヤ)今日から規制緩和!UnixxのJPグループ月間賃貸半額を5月末まで延長!(PR)
https://pattayaja.com/2021/02/01/18377/
※画面フルサイズ表示は、以下のYouTubeから
https://www.youtube.com/watch?v=S0oFjJ2bCDs
(JP’s Unixx Residence Club
客室例<17階パタヤ湾ビュー>)パタヤのTastyで、北海道ビーフやTastyビーフなど特売中!お店で食事も
パタヤの以下のTastyは、2階のGrill Bar & Cafeも本日の時点では、感染防止対策をしっかりとして営業中です。また1階のミニマートでは、自宅での食事ぐらいは楽しんでいただけるよう、北海道産のA5黒毛和牛のすき焼き肉や、Tastyビーフのステーキ肉などを販売しています。
動画のフルサイズ表示(You Tube版)はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=UMrWYXN2Q5A
(写真:Tasty提供
ThePattayaNews報道)
(動画はPJA会員のYouTube「KuLost FPV」さん撮影
動画のフルサイズ表示(You Tube版)はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=YI1xMMxtPTU )
※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について
現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。
PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か?米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。
そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。
※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。
The Pattaya News(英語版)
TPN National News(英語版)
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