2021年2月18日 PJA NEWS)

日本)中国共産党によるウイグル人への虐殺等、実態が国会へ!政界でも反響(動画付き)

前回記事)南シナ海で米軍空母2隻が軍事演習!日本などへ軍事的威圧を行う中国を牽制(動画付き)
https://pattayaja.com/2021/02/13/18692/

中国の武漢から広まった「武漢ウイルス」が各国に蔓延し被害が広がる中で、中国共産党政府の軍事的威圧が日本を含む各国に対して強まっています。

このような中で、中国共産党政府は南モンゴル、チベット、新疆ウイグル、香港などで、一般の人々への弾圧を強めています。

このうち、新疆ウイグルでウイグル人に対して行われているジェノサイド(虐殺)の実態について、2021年2月10日に日本の国会で「日本ウイグル国会議員連盟総会」が行われ、報告がされました。

避妊手術の強制による民族の抹殺はもちろん、強姦、虐殺、臓器売買、さらには中国各地に「囚人」として移送する姿まで、PJA NEWSでもこれまでにお伝えしてきた実態が、国会でも報告されています。

この「日本ウイグル国会議員連盟」(会長・古屋圭司元国家公安委員長)は同日の会合で、立憲民主党や日本維新の会なども含めた超党派議連への改組を正式に決定。中国共産党政府によるウイグル人に対する人権弾圧の深刻さを与野党で共有して、中国側に人権状況の改善を求める国会決議の採択を目指す事を明確にしています。

この報告を受けて、参議院の青山繁晴議員が報告する動画が以下のもので、あまりにも非人道的行為に反響が巻き起こっています


全画面表示は以下から
https://youtu.be/LDj2KqGu8F8

※青山参議院議員の動画は、以下のYou Tubeチャンネルで第一回から全て公開されています。
御興味ある方は、チャンネル登録をして今後も最新の動画をご覧下さい。

青山繁晴チャンネル・ぼくらの国会
https://www.youtube.com/channel/UCueFlCvu9XJI3EbK5s5ocWA/videos

中国共産党政府による、実質的な植民地とした制圧地域での酷い虐殺や虐待の実態は、PJA NEWSでも以下のように証言を元にした日本のマンガをお伝えしてきました。以下にまとめますので、是非ご覧になってみて下さい。

<日本語版:漫画>
「私の身に起きたこと
~とある在日ウイグル人男性の証言2」
(2020年7月31日)
漫画は以下からご覧いただけます。

https://note.com/tomomishimizu/n/neac6083dd4e6
※作者の清水ともみさんに許可を得て、表紙のみ引用しています。

<日本語版:漫画>
「#祈戦」(2020年1月10日)
漫画は以下からご覧いただけます。

https://note.com/tomomishimizu/n/nb07dad4bec2d
(作者の清水ともみさんから許可を得て掲載しています)

<日本語版:漫画>
「私の身に起きたこと」
~とあるウイグル人女性の証言~ (2019年8月31日)

漫画は以下から自由にご覧いただけます。
https://note.mu/tomomishimizu/n/nfd4c33d0fcdf
(作者の清水ともみさんから許可を得て掲載しています)


<日本語版:漫画>
「その國の名を誰も言わない」

漫画は以下から自由にご覧いただけます
https://note.com/tomomishimizu/n/ned24c90d3db1

(作者の清水ともみさんから許可を得て掲載しています)

上記の漫画でも描かれている、カシュガルの空港の「臓器移動用の特別通路」とは、以下の写真などで告発されている通路です。

中国の病院では臓器移植が盛んですが、中国の国内では臓器のドナー登録者は非常に少なく、有名無実というべき実態で、まともなドナー登録制度は機能していません。

にもかかわらず、2017年に中国は臓器の提供件数、移植件数は世界2位となったと発表するに至っているのです。

(*)中国国家衛生健康委員会医政医管局の郭燕紅副局長、2018年7月「第9回全国臓器提供および移植フォーラム」で発表
尚、中国の臓器移植の実際の数は、発表数よりも遥かに大きいという指摘もあり、実態は世界一位と言われています。

では、その臓器移植につかわれる”臓器の出所”はどこか、そこが実際には、ウイグル人の方が虐殺され、臓器売買にまで使われているのです。

このような現実を見ていると、結局人々の自由や人権よりも、共産党という一党独裁が優先される共産主義政府の酷さを痛感させられます。

このような体制では言論の自由もありませんから、告発もまともにされず、隠蔽体質が酷くなり、中国の多くの国民も含めて徹底的に抑圧され、中国共産党政府の人間を除くほとんどの人が不幸にされてしまう事になってしまう、酷い話なんです。

それにしても、このようなウイグル人の方への虐殺行為は、米国政府はバイデン新政権もブリンケン新国務長官が「ジェノサイド」と認める認識を明確にして対応していますし、当然ながら西側諸国各国からも世界的な非難が起きています。

英BBC<日本語版>)ウイグル女性、収容所での組織的レイプをBBCに証言 米英は中国を非難 (2021年2月5日)
https://www.bbc.com/japanese/55945241

日本では、2021年1月26日の自民党外交部会で、外務省側からこれを「ジェノサイド」と認定はしていないとする主旨の回答があったとして、自民党の元防衛相の中谷元議員など「対中国政策」を考える超党派の議員連盟が「ジェノサイド」と認定し、認識を改めるよう強く求めるなど動きが活発化しています。

このような状況の中で、日本はウイグルの人々、そして香港や南モンゴル、チベットの人々の状況を鑑み、アジアの民主主義国として、中国共産党政府からの国防を考えて、日本を守るための取り組みをする事が求められています。

このような事を考える時に思い出される、ナチスドイツに捕えられ強制収容所に送られたマルティン・ニーメラーの詩を掲載します。

<マルティン・ニーメラーの詩
「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき<Als die Nazis die Kommunisten holten>」より(*)」>

「ナチスが共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。
 私は共産主義者ではなかったからだ。

 社会民主主義者を牢獄に入れたとき、私は声をあげなかった。
 私は社会民主主義ではなかったからだ。

 労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった。
 私は労働組合員ではなかったからだ。

 ユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった。
 私はユダヤ人ではなかったからだ。

 そして、ナチスが私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は誰一人残っていなかった」

上記はナチス時代のドイツの牧師で、ナチスの教会に対する国家管理への反対をしたことによってナチスに捕らえられ、1937年から1945年にザクセンハウゼン強制収容所とダッハウ強制収容所に収容されたマルティン・ニーメラーの言葉です。

上の言葉は、このような議論をする時に思い出させられる言葉です。

(*)マルティン・ニーメラー

マルティンはナチスに強制収容所に8年間収監された後、ホロコーストで殺される事を免れて生還しました。その後、自分には関係がないと声をあげなかったことが、いかに愚かな事だったかと再三にわたりスピーチを行っており、その言葉の日本語訳が上記のものです。

このスピーチは相当数にわたり行われており、内容は都度微妙な違いはありますが、ドイツ語で行われた際のスピーチの原文の一つ以下の通りです。

Als die Nazis die Kommunisten holten, habe ich geschwiegen, ich war ja kein Kommunist.

Als sie die Sozialdemokraten einsperrten, habe ich geschwiegen, ich war ja kein Sozialdemokrat.

Als sie die Gewerkschafter holten, habe ich geschwiegen, ich war ja kein Gewerkschafter.

Als sie mich holten, gab es keinen mehr, der protestieren konnte.

マルティン・ニーメラー(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%BC

補記)以下は、PJA NEWSから、在タイ邦人の皆様への御案内です。

米海軍、タイに10月頃に来泰の見込みに!パタヤ、シラチャへ慈善活動にも

米海軍の第7艦隊ですが、米軍の現在の予定によると、アジア最大級の軍事演習「コブラゴールド」が今年10月頃に開催されそうな見込みとなっている事に伴い、この頃に来泰の見込みとなってきました。

コブラゴールド開催となれば、日本も含めた各国の軍や自衛隊が来泰する機会となり、パタヤやシラチャへも訪れる予定となることから、大きな期待が持たれます。

ただし、米軍によると、今年は音楽隊の来泰までは難しい模様です。

現在、パタヤやシラチャの日本人社会では、7月頃に大規模な日本からタイの児童保護施設の子供たちへの寄贈が有志で予定されていますので、その後の10月に、USNS(米海軍協会サイアム支部)の主催で米海軍による慈善活動も共同で実施する事を予定しています。既に2021年度も在タイ日本国大使館の防衛駐在官の方にも御連絡し、米軍、日本の自衛隊がタイで協力して慈善活動が実現するように取り組みをしています。

タイ)独占取材!米軍の慈善活動に自衛隊が参加、米軍から称賛の声 (2020年2月)
https://pattayaja.com/2020/02/27/8838/

(2020年2月
Father Ray財団児童保護施設にて
米海軍第7艦隊USS America(LHA-6)の乗組員と
防衛駐在官、防衛省統合幕僚監部の皆様と)

写真:PJA NEWS)

パタヤやシラチャでも、子供たちの靴や服など、まだまだ使えるけれども、子供が大きくなって使えなくなってしまったものなどは、是非「お下がり」の寄贈をお願いしており、以下のような取り組みも来月までに再開の予定です。

是非、御協力をお願いいたします。

シラチャ)いよいよ明後日!ハーモニックで水曜午後2時~5時、おさがりの寄贈
https://pattayaja.com/2020/12/21/16893/

2018年12月24日
Father Ray財団児童保護施設で
PJAからのクリスマスプレゼントを開ける様子
写真:PJA NEWS

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