2021年2月23 PJA NEWS)

続報:在ミャンマー丸山大使「日本政府はミャンマーの人々の声を無視していません」(動画付き)

タイの隣国であるミャンマーでは2021年2月1日の朝に軍事クーデターがあり、軍部が軍事力で政権を掌握し、スーチー氏などを拘束、非常事態宣言を発令しました。

その後はミャンマー国内ではインターネットも通じない状況が頻発しており、ミャンマー国内から得られる情報は限られていますが、入っている情報によると、ミャンマー国軍へ反発する市民に対して2月9日には警察当局がゴム弾を発砲、さらに女性を銃撃した事態が起きており、米国を中心とした民主主義国の各国も注視、軍政の民主主義体制への弾圧を非難しています。

このような中で、在ミャンマー日本国大使館の丸山大使を中心に、日本政府側はミャンマー国軍に抗議デモへの実力行使を自制するよう繰り返し説得をし、加えて拘束されたアウン・サン・スー・チー氏らの早期解放も強く要求しています。

ミャンマーの日本大使館、国軍に自制を繰り返し説得 丸山大使中心に尽力
https://pattayaja.com/2021/02/15/18744/

このニュースの続報をお伝えします。

の後もミャンマーでは軍事クーデターに反対する民主化要求デモが大規模になっています。

そんな中、2021年2月20日には、ミャンマー第二の都市のマンダレーで、またミャンマー政府の治安部隊がデモ隊に発砲し、2名が死傷してしまったというニュースがありました。

産経新聞)ミャンマーで治安部隊が銃撃、デモ隊2人死亡 犠牲3人に
https://www.sankei.com/world/news/210220/wor2102200034-n1.html

これと同日の2020年2月20日、在ミャンマー日本国大使館の前には大勢の人々が集まり、ミャンマーの民主化への支援、そして軍政を支持しないよう、日本政府に要望を伝え、要望書を提出しました。

これを受けて在ミャンマー日本国大使館の丸山大使は人々の前に出て、要望書を直接受け取り、ミャンマーの人々に語りかけました。

(2021年2月20日
在ミャンマー日本国大使館前
人々の前に出る丸山大使
写真:Twitter「ミャンマーオタク」より)

実際に、丸山大使がミャンマー語で人々に語りかける様子を撮影した動画が以下のものです。

丸山大使は流暢なミャンマー語で、「日本政府はミャンマーの人々の声を無視していません」と説明しました。

その上で、この要請文は責任を持って日本政府に届けることを伝え、こう語りました。
「日本政府はミャンマーの人々の声をお伺いし、最善を尽くします。かけがえのない国であるミャンマーとの関係を、これからも築いていきます。」

この在ミャンマー日本国大使館の丸山大使のスピーチは感動を呼び、ミャンマー国内はもちろん、この軍事クーデターを批判している欧米諸国でも、大きな反響を呼んでいます。

(タイNBT報道)

在ミャンマー日本国大使館の丸山市郎大使は1978年中央大学経済学部卒業、外務省入省。

日本の外務省内でもミャンマー通として高名な外交官の方で、外務省総合外交政策局外交政策調整官、外務省総合外交政策局安全保障政策課海上安全保障政策室長等を経て、2011年在ミャンマー日本国大使館参事官。公使参事官としての定年延長などを経て2018年から駐ミャンマー特命全権大使を務め、同年3月29日にヤンゴンに着任。旧ビルマ時代も含めるとミャンマーでの在外勤務はこれが5回目となり、ミャンマーの民主派のアウンサンスーチー氏側、国軍側の両方に人脈があります。

軍事クーデター後の上で国軍による本格的な市民への弾圧があれば欧米の西側諸国の非難が激化するのは必至の状況下で、この丸山大使が中心となって、在ミャンマー日本国大使館においてはミャンマーでの人民への弾圧を回避し、平和と民主主義を回復するための尽力が行われています。

隣国のタイでも、2021年2月1日にもミャンマーの軍事クーデターに抗議する政治集会があり、タイの治安部隊との衝突が既に発生しています。

タイ)ミャンマー大使館前の民主派抗議、治安部隊と衝突、3人以上逮捕
https://pattayaja.com/2021/02/02/18410/

(2021年2月1日午後
バンコク:ミャンマー大使館前
写真:Thansettakij
TPN National News報道)

隣国のタイも大きな不安に包まれていますが、ミャンマー国内からのタイへの避難者の大量流入などは現状は起きておらず、まだ混乱は大きくなっていません。このようになっている背景には、丸山大使など在ミャンマー日本国大使館、日本政府の尽力があるのです。

しかしながら、ミャンマー国内は依然としてデモ隊への銃撃による死者も出ており、今後どのようになるかは全くわかりません。

このような状況下で、日本政府、在ミャンマー日本国大使館の尽力に、応援の声が世界的に大きくなっています。

タイの隣国、ミャンマーでの軍事クーデター後の動きを伝える本ニュースについては、今後も続報の予定です。

補記)在ミャンマー邦人の帰国のため、在ミャンマー日本国大使館の尽力(2020年3月末)

武漢ウイルスが蔓延した当初の昨年の2020年3月28日、ミャンマー政府は感染防止のため、各種ビザの発給を停止する事を発表しました。翌日の3月29日にはミャンマー政府は国際商用旅客便の空港への着陸禁止措置を発表、これにより在ミャンマー邦人が取り残されてしまう懸念が高まる事態となりましたが、これを受けて在ミャンマー日本国大使館の丸山大使はANAと共同でミャンマー政府と交渉、ヤンゴン発成田行きのNH814便を予定通り運行する許可を得て、この問題を解決しました。

参考)在ミャンマー日本大使館に賞賛の声
https://myanmarjapon.com/newsdigest/2020/04/01-22199.php

 

チョンブリ)「肉叩き」プレゼント!Tastyの今週末セール、宗谷岬牧場の牛肉特売(PR)
https://pattayaja.com/2021/02/18/18823/

(写真:Tasty)

パタヤ)今日から規制緩和!UnixxのJPグループ月間賃貸半額を5月末まで延長!(PR)
https://pattayaja.com/2021/02/01/18377/


※画面フルサイズ表示は、以下のYouTubeから
https://www.youtube.com/watch?v=S0oFjJ2bCDs

(JP’s Unixx Residence Club
客室例<17階パタヤ湾ビュー>)

パタヤのTastyで、北海道ビーフやTastyビーフなど特売中!お店で食事も

パタヤの以下のTastyは、2階のGrill Bar & Cafeも本日の時点では、感染防止対策をしっかりとして営業中です。また1階のミニマートでは、自宅での食事ぐらいは楽しんでいただけるよう、北海道産のA5黒毛和牛のすき焼き肉や、Tastyビーフのステーキ肉などを販売しています。


動画のフルサイズ表示(You Tube版)はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=UMrWYXN2Q5A

(写真:Tasty提供
ThePattayaNews報道)


(動画はPJA会員のYouTube「KuLost FPV」さん撮影
動画のフルサイズ表示(You Tube版)はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=YI1xMMxtPTU )

 

※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について

現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。

PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か?米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/

PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。

そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。

※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。

The Pattaya News(英語版)The Pattaya News(タイ語版)

TPN National News(英語版)

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