大気汚染:北部チェンマイが世界最悪に
タイの大気汚染が北部で深刻な状況が続いています。
タイ大手英字メディアのBangkokPostが本日、チェンマイが世界最悪の大気汚染となった事を伝えています。
BangkokPost)Chiang Mai air pollution worst in the world (2019年3月13日)
BangkokPost)チェンマイの大気汚染、世界最悪
https://www.bangkokpost.com/news/general/1643388/chiang-mai-air-pollution-worst-in-the-world
記事では、国際的に大気汚染の数値を測定し発表している”AirVisual”の数値において、タイのチェンマイの大気汚染を表すAQI(大気質指数)が世界でワースト1位になった事を大きく取り上げ、チェンマイが世界最悪の大気汚染となった事を伝えています。
(AirVisualウェブサイト)
https://www.airvisual.com/
本記事執筆時点の2019年3月13日午前10時29分時点)
上記の通り、本記事執筆時点のAirVisualの発表したAQI(大気質指数)の数値は、モンゴルのウランバートルが202で3位、ネパールのカトマンズが217で2位なのに対して、タイのチェンマイは246で1位となっており、世界最悪の大気汚染と発表されています。
タイのプラユット首相は選挙前の今週土曜、チェンライを訪問予定です。これについてPCD(タイ公害防止局)の幹部は「首相は大気汚染の防止措置をフォローアップする目的でチェンライを訪問の予定です。」とコメントしたとタイメディアで伝えられており、特にタイの北部において大気汚染が深刻な問題である事を伝えています。
(写真はイメージ)
チェンマイでの大気汚染が、悪い状況が続いています。
バンコクは一時改善していたのですが、本記事執筆時点の2019年3月13日午前10時30分の時点で以下を確認すると、AQIが150を超えている箇所が複数あり、大気汚染が酷い箇所がある事がわかります。
タイの大気汚染:リアルタイム気質指数ビジュアルマップ
https://aqicn.org/map/thailand/jp/
私たちPJA(パタヤ日本人会)のあるパタヤに近いレムチャバンでも、今日の午前9時頃の測定値で76(Leam Chabang Municipal Stadium)と、安全基準の100以下なものの、あまり良い数値ではありません。
タイの大気汚染については、特にタイにおられる方はご注意され、引き続き出来るだけ正確な情報を収集し冷静に対応をされてください。
以下にPJA(パタヤ日本人会)からの、汚染スモッグの注意と対処法について再掲します。
(汚染スモッグの注意と対処法について)
PM2.5を含む汚染スモッグの空気が、タイでも公害として深刻化しています。
この空気を吸い込んでいると、PM2.5は呼吸器の奥の肺胞などに容易に入ることから、呼吸器が深刻な被害を受けてしまいます。
これにより、特に呼吸器系の肺がんやぜんそく、気管支炎などのリスクが高まります。
汚染スモッグの酷い折は、外にいる時はマスクの着用などが必要ですが、通常のマスクでは超微粒子のPM2.5は防げません。
N95マスク(*1)や、日本のDS1(*2)のように、PM2.5を防ぐことができるマスクを着用される事が必要です。
*1:米国の規格に基づきNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が定めた規格。
*2:日本の厚生労働省が定めた規格。DS1やDS2などの種類がある
DS1は日本の規格のため、タイでPM2.5対応マスクを購入の際は「N95マスク」と言われる方が、伝わりやすいです。
特に小さな子供さんや、妊婦、老人、疾患がある方は、汚染スモッグに被害を受けないよう、気をつけられて下さい。
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