2020年1月13日 PJA NEWS)
パタヤ)バンコクと同日、警察署前で反政府デモ行進(動画付き)
タイの第三党の新未来党の以下のニュースに続報です。
PJA NEWS)バンコク)タイ警察、新未来党の集会に違法性を指摘(2019年12月16日)
https://pattayaja.com/2019/12/16/7939/
タイ警察は上記記事の後、新未来党の違法性を問うために同党のタナトン党首を2020年1月10日に警察署に召喚しました。
新未来党の支持者などは、このような政府側の動きに強く反発しています。
昨日の2020年1月12日の日曜、バンコクでは新未来党を応援し、反政府運動を行うデモがランニングイベントの形で開催され、1万人以上が参加する大規模なイベントとして開催されました。
バンコクでは親政府側のウォーキングイベントも開かれ、両者のイベントを日本メディアも以下のように大きく伝えています。
ANN NEWS)「ジョギング大会」実は・・・大規模反政府デモ (2020年1月12日)
「ジョギング大会」と銘打った事実上の反政府デモが行われました。
大会には市民ら約1万人以上が参加し、現政権の退陣を訴えました。
参加者:「長い間、タイで起きている様々なことに耐えてきた。家にいて何もしないよりいいわ」タイではデモの許可が下りにくいことから、今回はジョギング大会を名目にしたということです。タイは去年、軍事政権から民政へと戻りましたが、現政権も当時の軍政のメンバーが中核を担っていることから、抗議の声が広がっています。
日本の共同通信は、参加者数は主催者発表の1万4千人と報じ、親政府側のウォーキングイベントも伝えています。
共同通信)タイ、大規模な反政権イベント (2020年1月12日)
1万4千人「走って独裁打倒」
https://this.kiji.is/588983092805321825
【バンコク共同】タイ各地で12日、ランニングをしながらプラユット政権打倒を訴えるイベントが行われた。政権は旧軍政を継承しており「反独裁ランニング」と銘打たれた。主催者によると首都バンコクでは約1万4千人が参加し、2014年の軍のクーデター以降、最大の反政権イベントになった。
政権支持派も対抗し、プラユット氏への連帯を呼び掛けるウオーキングイベントを開催した。
反政権側には若者が多く参加し「プラユットは出て行け」などと気勢を上げた。昨年3月の総選挙で第3党になった新党「新未来党」のタナトーン党首も一緒に走り「真の民主主義を取り戻すための第一歩だ」と語った。
昨日のバンコクの集会に連動し、昨日はタイ各地で反政府の趣旨の集まりが開催されました。
パタヤでも昨日の2020年1月12日、反政府で新未来党の支持を訴えるグループがビーチロードに集まり、抗議のデモ行進を行いました。デモ行進はパタヤ警察署の前も通過しました。
パタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsが伝えています。
(2020年1月12日
パタヤのビーチロードに集まった反政府派の人々
写真:The Pattaya News)
(2020年1月12日
パタヤ警察署前を行進するデモ隊
写真:The Pattaya News)
デモ行進は警官隊との衝突などはなく、デモ行進は平和的に終了しました。
デモ隊は以下の写真のように、タイの現政府への反発をプラカード、拡声器で主張しながら、パタヤのビーチロードなどででも行進をしました。
(2020年1月12日
拡声器やプラカードを使ってのデモ行進の様子
写真:The Pattaya News)
報道されている概要は上記の通りです。
タイでは経済も失速する中、民衆の不満もそもそも高まっている状況にあり、緊張感のある状況が続いています。
パタヤでも、若い有権者が増えたことで新未来党の支持層は拡大しており、バンコクと連動しての反政府集会が行われています。
※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。
本ニュースの元記事のタイ語版、英語版等は、以下でご覧下さい。
The Pattaya News(英語版)The Pattaya News(タイ語版)
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