タイ)パタヤ市が旅行者など居住者以外の出入り禁止を検討

2020年4月4日　PJA NEWS)

タイ)パタヤ市が旅行者など居住者以外の出入り禁止を検討

中国の武漢から広まっている新型コロナウイルスの「武漢ウイルス」の感染を防止するため、タイでは現在、入国禁止が強化されています。

PJA NEWS)速報：タイ政府、4月2日～15日にタイへの入国禁止をさらに強化
https://pattayaja.com/2020/04/02/9745/

このような中で昨日の2020年4月3日、パタヤ市ではソンタヤー市長も出席して対策会議が開かれました。

パタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsが伝えています。

(写真：The Pattaya News)

会議では、パタヤ市に居住していない、旅行者などがパタヤ市に入る事を禁止する提案が検討されました。

食料や衣料品の運搬など、必要な場合は入る事が許可されますが、旅行者などその他がパタヤ市へ入る事を禁止するという案です。

同様の措置は、タイではプーケット県やピサヌローク県、南部の県などで、さまざまな理由で採用されています。

パタヤを含むバンラムン区で確認されている感染者は現在25人ですが、その大部分は外国人です。

筆者補記：以下過去記事で、パタヤ市の2020年3月30日朝9時時点での感染確認者の内訳を記載しています。

タイ)パタヤの累計感染者12人に！日本人1名も感染
https://pattayaja.com/2020/03/31/9644/

以下の通り当時はバンラムン区の感染者は15人、パタヤ市は12人で、そのうち外国人は9人でした。これには日本人感染者1名を含みます。

(2020年3月30日午前9時時点集計
パタヤ市発表資料
The Pattaya News報道)

特に直近で感染が確認されたロシア人の家族のケースなども懸念されています。

このケースについては以下記事でお伝えしています。

タイ)チョンブリ県の本日の新規感染確認者4名、累計57名に
https://pattayaja.com/2020/04/01/9709/

ロシア人たち3人は家族でプーケット県からパタヤに移動してきて、9歳の子供を含む家族3人の感染が確認されました。このロシア人はバンラムンの土地局も訪問しており、土地局は現在閉鎖されて職員たちには隔離措置が取られています。

このケースのように、パタヤでの新規感染者の現状はパタヤに訪れた外国人が多く、パタヤでは既に生活に必要不可欠なものを除いて営業禁止措置も取られていますが、感染者数の増加が止まらない事を受けて、非居住者の立ち入り禁止案が検討されています。

また、パタヤ市の法執行機関のメンバーは、パタヤ市の外国人のうち結構な割合の人が、マスク着用の強い推奨を受けても拒絶している事を報告しています。

(PJA<パタヤ日本人会>より)

武漢ウイルスはPJAの事務局があるパタヤを含むチョンブリ県でも、感染が拡大しています。皆様くれぐれもご注意下さい。

PJAでは現在、会員の方で子供さんがおられる家庭向けに、日本メーカー製のN95マスクのプレゼントをしています。

PJA会員で対象の方は、PJAの事務局へ連絡し御予約の上で、お受け取りをお願いします。

またPJAでは、PJA会員の方で帰国やビザなどでご要望があられる場合は、PJA事務局で御相談をお伺いして、個別に情報提供等を含めた御支援をしています。PJA会員の方でご要望の方は、事務局に連絡し御予約の上で、御相談下さい。

※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について

現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。

PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か？米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/

PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。

そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。

※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。

本ニュースの元記事のタイ語版、英語版等は、以下でご覧下さい。

The Pattaya News(英語版)The Pattaya News(タイ語版)