2020年4月21日 PJA NEWS)

中国が南シナ海に行政区!香港では民主活動家をさらに弾圧、各国猛反発

以下の前回記事の続報です。

米海軍のUSS Americaの艦隊、南シナ海で活躍!中国を牽制
https://pattayaja.com/2020/04/20/10529/

中国共産党政府は武漢ウイルスの感染に苦しむ日本や米国の姿を受けて、南シナ海での実効支配を強めるため、行政区を設置しました。さらに香港では民主活動家への弾圧を強めています。

(2020年4月18日 中国が発表した南シナ海の新行政区
画像はウェイボより
下記FNN Prime報道)

これに各国は反発しています。この状況を日本のNHKは次の通り伝えています。

NHK)ベトナム “断固反対”の声明 中国が南シナ海に行政区設置<2020年4月19日>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200419/k10012395841000.html

中国政府が、領有権をめぐって争う南シナ海の島々に新たな行政区を設置すると発表したことに対し、ベトナム政府は19日、これに反発する声明を出しました。各国が新型コロナウイルスの感染対策に追われる中、「ほかの国の弱みにつけ込む行為だ」として中国への懸念が強まっています。

中国政府は18日、▽西沙諸島、英語名・パラセル諸島などと、▽南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島をそれぞれ管轄する新たな行政区を設置すると発表しました。

これについて、中国と領有権を争うベトナムは19日、外務省報道官の声明を出し、「ベトナムの主権を侵害する行為に断固として反対する。不当な決定を撤廃し、同様の行為を繰り返さないよう求める」と反発しました。

今月上旬、この海域で中国海警局の船がベトナム漁船を沈没させた際には、アメリカ政府が、各国が新型コロナウイルスの感染対策に追われる中、「ほかの国の弱みにつけ込む行為をやめるよう求める」という声明を出すなど、南シナ海で活動を続ける中国への懸念が強まっています。

中国の武漢ウイルスにより、米国も日本も甚大な被害が出ており、もちろん米軍でも被害は大きくなっています。この米軍が動けない機を狙って、中国軍は日本にも軍事的挑発を強めています。

中国軍は、中国機による日本への領空侵犯のおそれがある行為を今年1月~3月にかけて増加させ、さらに尖閣諸島周辺の接続水域では、中国公船をほぼ毎日航行させています。尖閣諸島周辺での中国公船による日本への領海侵犯は今年既に7回も引き起こされています。

日本)河野防衛相、中国の軍事的挑発に「極めてけしからん」と強く批判
https://pattayaja.com/2020/04/14/10254/

2020年4月10日夜には中国軍は空母「遼寧」を中心として、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦2隻、ジャンカイⅡ級フリゲート2隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻の計5隻の空母艦隊が、日本の長崎県の男女群島の南西約420キロの海域を通過、その後は沖縄本島と宮古島の間の海域を通過して南シナ海に移動し、南シナ海での軍事的威圧を強めています。

そして4月18日に発表したのが、上記の南シナ海での行政区の設置です。

中国はこれまでも人工島を設置、これを軍事要塞化していますが、行政区の設置で実効支配を強めています。

米軍は現在、既報の通り日本の横須賀を母港とする米国海軍第七艦隊の主力空母USS Theodore Roosevelt (CVN 71)が、乗組員多数が武漢ウイルスに感染しグアム基地から動けなくなっています。また、横須賀の原子力空母USS Ronald Reagan(CVN-76)にも感染者が確認されており、戦列に加われなくなっています。

このような状況の中で米国海軍第七艦隊はインド太平洋地域で安全を確保し中国軍を牽制するため、実質空母のUSS America(LHA6)を中心とする艦隊を東シナ海に派遣、臨戦態勢を整えています。

この艦隊は実質空母の最新型強襲揚陸艦のUSS America(LHA 6)を旗艦とし、サン・アントニオ級ドック型揚陸艦USS Green Bay(LPD 20)、ホイッドビー・アイランド級ドック型揚陸艦USS Germantown (LSD 42)、サン・アントニオ級ドック型揚陸艦USS New Orleans (LPD 18)、ホイッドビー・アイランド級ドック型揚陸艦USS Ashland (LSD 48)で構成されています。

艦隊は南シナ海に既に展開、現在は連日にわたり大規模な演習を行って活躍し、中国軍を牽制しています。

以下は前回記事でお伝えした、一昨日の2020年4月19日までの南シナ海での同艦隊のUSS America(LHA6)での演習の模様を伝える写真です。

(2020年4月19日
南シナ海のUSS America(LHA6)の甲板上
F-35B(Lightning II)の離陸の様子
写真:米海軍広報専門官Vance Hand)

(2020年4月18日
南シナ海のUSS America(LHA6)の甲板上
F-35B(Lightning II)の離陸の様子
写真:米海軍Isaac Cantrell伍長)

(2020年4月16日
南シナ海のUSS America(LHA6)の甲板上
F-35B(Lightning II)の離陸の様子
F35-BのパイロットはAkiel Mayers
離陸指示を出しているのはYpsilanti, Michigan
写真:米海軍Vance Hand)

(2020年4月18日
南シナ海にて
USS America (LHA 6)甲板上で
第265海兵中型ティルトローター飛行隊の

MV-22B(オスプレイ)着陸の様子
写真:米国海軍広報担当官Jomark A. Almazan)

中国の南シナ海への行政区の設置について、日本のFNNプライムは次のように伝えています。

FNN Prime)南シナ海支配、香港弾圧~新型コロナと戦う世界を尻目に中国は着々と影響力を拡大 (2020年4月21日)
https://www.fnn.jp/articles/-/34612

中国共産党系の環球時報(英語版)は、国家戦略分野の専門家の談話として「2地区の設立は、アメリカの軍艦や航空機が頻繁に侵入し、中国の主権に挑戦し、中国の海洋の安全保障を危険にさらしている南シナ海における中国の支配権を再確認することを目的としている」と伝えた。

上記の通り、中国共産党系のメディアを使って、米軍の牽制に言及して、侵略目的の行政区設置を主張しています。

(「南沙は我が国の領土、神聖で侵略は許さない」
と刻んだ中国共産党政府設立の碑

画像はウェイボより
上記FNN Prime報道)

また、FNN Primeは中国が武漢ウイルスで各国が混乱する機を狙って、香港での民主活動家への弾圧を強めている事も伝えています。

「中国はパンデミックを隠れ蓑にしている」香港民主派逮捕にアメリカが反発

香港でも大きな動きがあった。香港当局は18日、民主派の有力者ら15人を、去年8月から10月に反政府抗議デモを呼びかけて参加した疑いなどで一斉に逮捕した。逮捕者には親民主派のメディア「リンゴ日報」の創業者・黎智英氏や香港民主派の父とも呼ばれる元民主党主席の李柱銘氏ら重鎮のほか、中国本土の人権問題にも取り組む民主派団体のリーダーなど著名な活動家が軒並み逮捕された。李氏は釈放後「デモ参加に後悔はない。素晴らしい若者たちが起訴された後、自分もその一人になったことは誇りだ。ともに民主を求めてゆく」と話した。

香港も感染者が1000人を超え、公共の場で4人を超える集まりを禁止するなど厳しい感染防止対策が続いており、去年毎週のように行われた大規模な抗議デモは行えない状況だ。

(中略)

国際社会が新型コロナウイルスの対策に追われる中での香港当局による民主派への圧力強化の背景には、中国政府の判断があるとみられる。

こうした動きについて、アメリカのポンペオ国務長官は強い懸念を示し「中国政府は、透明性、法の支配、香港の高度な自治の継続を保証した中英共同宣言と一致しない行動をとり続けている」と批判。また、共和党上院のマコネル院内総務はツイッターで「中国共産党は隠蔽と不作為で感染を拡大させ、パンデミックを平和的な民主主義指導者逮捕の隠れ蓑に使うべきではない。恥を顧みないこの逮捕は、中国が香港市民の自由と自治を締め付けようとするもうひとつの例だ」と厳しく批判した。

このように、各国が武漢ウイルスの被害で苦しむ中で、これを機に中国共産党政府が軍事的威圧を強め、南シナ海では行政区も設置して、実質的な他国領土の侵略を行っています。さらに香港では民主活動家への弾圧をさらに強めており、日本も中国共産党政府の侵略に脅かされている状況となっています。

これに対し米軍は、前回記事の通り南シナ海にUSS America(LHA6)を中心とする艦隊を派遣、臨戦態勢を整えて演習を実施、牽制を強化しています。

また、2020年4月16日には南シナ海を米海軍のLCS(Littoral combat ship、沿海域戦闘艦)の新型艦、Gabrielle Giffordsがパトロールを実施しています。

以下は、そのパトロールの模様を伝える動画です。

 

日本の自衛隊は過去記事の通り、緊急発進などはもちろんのこと、米軍とともに共同訓練や演習を実施、ともに牽制を行い、日本の防衛のために尽力しています。

東シナ海で米軍実質空母Americaと海自あけぼのが日米合同訓練!中国を牽制
https://pattayaja.com/2020/04/12/10163/

アンダマン海で米海軍Gabrielle Giffordsと海自てるづきが日米共同訓練
https://pattayaja.com/2020/04/09/10060/

(2020年4月10日
奥の艦のUSS America(LHA6)からF-35B Lightning IIが飛び立つ
手前の艦は海上自衛隊の護衛艦「あけぼの(JS Akebono)」 (DD-108)
写真:米海軍報道専門担当官Jomark A. Almazan)

(2020年4月10日
東シナ海で米海軍第7艦隊のUSS America(LHA6)から見た
海上自衛隊の護衛艦「あけぼの(JS Akebono)」 (DD-108)
写真:米海軍報道専門担当官Jonathan Berolier)

日本の国防は勿論、アジア全域で、中国共産党政府の侵略を防ぎ、それぞれの国、国民を守るための取り組みが行われています。

尚、PJA NEWSでも以下記事などでお伝えしたのが、上記の米海軍第七艦隊の実質空母の新型艦、USS America(LHA6)の乗組員の皆との、パタヤの児童保護施設の子供たちへの慈善交流活動です。

タイ)独占取材!米軍の慈善活動に自衛隊が参加、米軍から称賛の声
https://pattayaja.com/2020/02/27/8838/

パタヤ)米軍独自取材!児童保護施設での米軍の慈善活動に反響
https://pattayaja.com/2020/04/18/10446/

(2020年2月24日
ファーザーレイ財団へ米軍、自衛隊、PJAでの寄贈の様子)
写真:PJA NEWS)

(2020年3月9日
パタヤのHuman Help Network児童保護施設にて
子供と挨拶するJason Poter大尉
<米海軍第七艦隊USS America(LHA6)所属>
写真:米国海軍協会サイアム)

日本においては、国防の問題を認識する事が必要

中国の武漢から広がっている武漢ウイルスにより、現在は日本や米国の一般市民にも甚大な被害が出ていますが、同時に米軍にも大きな被害が出ており、在日米軍においても高官も含めて感染者が多く出ています。しかし、このような折も中国共産党政府によるアジアへの覇権主義が止まるわけではありません。むしろ軍事的挑発は高まっており、国防においての危機を迎えています。

日本としては非常に心配される現状となっていますが、日本では多くのメディアがこのような国防の問題を大きく取り上げる事は少なく、国民で議論をする以前に、そもそも多くの日本国民は、このような問題が起きている事を知らない状況にあります。

このように、そもそも知らないからこそ議論すらもしていない事が、日本の国防においての大きな問題ではないでしょうか。
その意味で、河野防衛相が日本国民に伝えようと取り組みをしているのは、まさに今の日本に必要な取り組みです。

このような中国共産党政府の動きを牽制し、インド太平洋地域の安全を確保するために、米軍と日本の自衛隊による尽力が現在も行われています。PJA NEWSでは出来るだけ積極的に、このような問題や取り組みについても掲載しています。

以下にPJA NEWSの過去記事として、日本と米国を守るために尽力する米軍や日本の自衛隊の取り組みを伝える記事や、この中国共産党政府に侵略された国の人がどうなったかを伝える記事などの過去記事を掲載します。

東シナ海で米軍実質空母Americaと海自あけぼのが日米合同訓練!中国を牽制
https://pattayaja.com/2020/04/12/10163/

アンダマン海で米海軍Gabrielle Giffordsと海自てるづきが日米共同訓練
https://pattayaja.com/2020/04/09/10060/

中国共産党に侵略された悲惨、その告発を日本人が漫画に(漫画付き)
https://pattayaja.com/2019/09/09/6254/

”中国に消された”国の実情を漫画に!「その國の名を誰も言わない」
https://pattayaja.com/2019/09/23/6560/

新疆ウイグル、収容者数百人を目隠しで護送か、動画流出(動画付き)
https://pattayaja.com/2019/10/07/6890/

タイ)独占取材!米軍の慈善活動に自衛隊が参加、米軍から称賛の声
https://pattayaja.com/2020/02/27/8838/

 

<日本語版:漫画>
「私の身に起きたこと」
~とあるウイグル人女性の証言~ (2019年8月31日)

漫画は以下から自由にご覧いただけます。
https://note.mu/tomomishimizu/n/nfd4c33d0fcdf
(作者の清水ともみさんから許可を得て掲載しています)

「その國の名を誰も言わない」
作:清水ともみ
上記をクリックすると漫画のページに移動します。
(作者の清水ともみさんから許可を得て掲載しています)

(PJA<パタヤ日本人会>より)

武漢ウイルスはPJAの事務局があるパタヤを含むチョンブリ県でも、感染が拡大しています。皆様くれぐれもご注意下さい。

PJAでは現在、会員の方で子供さんがおられる家庭向けに、日本メーカー製のN95マスクのプレゼントをしています。

PJA会員で対象の方は、PJAの事務局へ連絡し御予約の上で、お受け取りをお願いします。

またPJAでは、PJA会員の方で帰国やビザなどでご要望があられる場合は、PJA事務局で御相談をお伺いして、個別に情報提供等を含めた御支援をしています。PJA会員の方でご要望の方は、事務局に連絡し御予約の上で、御相談下さい。

※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について

現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。

PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か?米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/

PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。

そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。

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