注意:タイ)市場でクラスター、バンコクの新規陽性者は本日100名！規制強化の懸念高まる

2021年3月16日　PJA NEWS)

注意:タイ)市場でクラスター、バンコクの新規陽性者は本日100名！規制強化の懸念高まる

本日の2021年3月16日、タイ政府のCCSA(コロナ対策担当：Covid-19 Coronavirus Situation Administration)は会見を行い、武漢ウイルスの新たな感染確認者は本日はまた増加し149人となり、そのうち100人がバンコク都で確認された事を発表しました。

タイ)本日新規陽性者が増加し149人、バンコクで100人！規制強化か
https://pattayaja.com/2021/03/16/19352/

バンコク都で新規の陽性確認者が本日、100人となり3桁に達した事で、タイ国内では大きな反響を呼んでいます。

このクラスター(集団)感染は、バンコクのBang Khae区の6つの市場で確認されたものです。

タイの公衆衛生省は6つの市場を以下の6市場と公開し、2021年2月20日から3月13日に、この6つの市場を訪れた人は、ただちにバンコク都のBKKcovid19のウェブサイトを訪れ、そこで申告をするように呼びかけています。

1. Sirisetthanont Market
2. Bang Khae Shopping Centre Market
3. Kitti Market
4. Phasom Market
5. New Bang Khae Market
6. Wonder Market

これを受けて6市場では、大規模な消毒、洗浄が実施されています。

(報道:タイNBT)

また、既に5000人以上の武漢ウイルスへの感染検査が行われ、既に200人以上の陽性が確認されています。確認された人は、ほとんどが無症状でした。陽性が確認された場合は、適切に隔離されるか、病院へ搬送されています。

バンコク都の市場でクラスター感染で拡大か、規制強化へ懸念

バンコクの市場でのクラスター(集団)感染が発表された一昨日の2021年3月14日、タイ政府のDDC(疾病管理局:Department of Disease Control)のOpas Karnkawinpong博士は、14日の時点では市場でのクラスター感染は、利用客への感染はほとんど確認されておらず、大規模な広がりの可能性は高くないと伝えていました。

しかしながら、その後の追跡調査により本日の2021年3月16日、バンコク都だけで新たに100人の新規陽性確認者が報告された事で、バンコク都の特にBang Khae区での感染防止規制が強化されるのではないかという懸念の声が大きくなっています。

タイ政府のCCSAは現在、感染危険度を「Red」「Orange」「Yello」「Green」の大きく4区分に分類し、この分類に基づいて規制を行っています。

(写真:TPN National News報道)

この区分が発表された2020年12月24日のタイ政府の発表によると、各区分の定義は以下の通りです。

Red(赤)
定義:陽性者が大量発生しており、かつ発生場所が複数箇所に上るエリア

Orange(オレンジ)
定義:陽性者が10人以上確認されており、感染者数の増加が懸念されるエリア

Yellow(黄)
定義:陽性者の確認数は10人未満で、感染防止が可能となっているエリア

Green(緑)
定義:陽性者がほぼ確認されていないエリア

※各分類のエリアにおいての規制の内容については、以下の過去記事をご覧下さい。

速報:タイ)CCSAが規制緩和！チョンブリはナイトスポット等も再開、2月1日から見込み(2021年1月29日)
https://pattayaja.com/2021/01/29/18321/

2021年2月末、CCSAは規制区分を変更し、現在はバンコク都は「Orange」、パタヤやシラチャのあるチョンブリ県は「Yellow」となっています。

しかしながら本日の2021年3月16日、バンコク都で100人もの新規陽性確認者が発見された事で、バンコク都の特にBang Khae区は、また「Red」になってしまい規制強化がされるのではないかという懸念の声が上がっています。

2021年1月29日にタイ政府から発表された以下の内容によると、「Red」に指定された場合の規制は以下の方針となり、飲食店などは営業は夜11時まで許可されるものの、店内での酒類の販売や提供は禁止されます。酒類提供が禁止されるため、ナイトスポットなどは閉鎖されます。

(資料:TPN National News報道)

感染危険区分「Red(赤)」

バンコク都及び近郊については、感染危険区分で「Red(赤)」とする。

ナイトスポットのバーやクラブなどは、引き続き閉鎖を命令する。

飲食店は夜11時までの営業を許可する、ただし店内での酒類の販売、提供は禁止する。

100人未満の規模のイベントは、感染防止対策を徹底の上で実施が許可される。この際はアプリ「Thai Chana」の利用を必要とする。

120人以下の規模の学校や教育施設は、授業を許可する。

(ミャンマー人等の)外国人労働者は、アプリ「Moh Chana」の利用を必要とした上で地域に移動する事を許可する。

タイマッサージやSPA、フィットネス施設や運動施設などは営業を許可する。スポーツイベントは無観客の場合のみ開催を許可する。

このことから、バンコク都での武漢ウイルスの感染の広がりが、どこまで広がっているのか、規制が強化されるのか、大きな注目が集まっています。

本ニュースについては、PJA NEWSで、この後の動きを続報の予定です。

タイにおられる邦人の方も、感染防止策を緩めることがないよう、またバンコクの上記の市場などを訪問されていた場合は申告し相談をするように、御注意下さい。

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https://pattayaja.com/2021/03/11/19292/

(写真:宗谷岬牧場
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https://pattayaja.com/2021/02/01/18377/

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(写真:Tasty提供
ThePattayaNews報道)

(動画はPJA会員のYouTube「KuLost FPV」さん撮影
動画のフルサイズ表示(You Tube版)はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=YI1xMMxtPTU　)

※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について

現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。

PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か？米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/

PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。

そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。

※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。

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