2020年5月13日 PJA NEWS)

米海軍の新型LCS、南シナ海で海洋採掘を中国の軍事的脅威から守る

以下の、2020年5月7日、米国海軍第七艦隊のLCS(Littoral combat ship、沿海域戦闘艦)でインド太平洋方面に配備されているUSS Montgomery(LCS 8)が、輸送船のUSNS Cesar Chavez (T-AKE 14)と共に南シナ海へ赴き、マレーシアの海洋採掘の現場で演習を実施し、各国の”航行の自由”を確保したニュースに続報です。

米海軍LCS、南シナ海でマレーシアの海洋採掘を中国の軍事的脅威から守る
https://pattayaja.com/2020/05/10/11198/

(2020年5月7日
南シナ海にて
LCSのUSS Montgomery (LCS 8)と
USNS Cesar Chavez (T-AKE 14)

採掘船West Capellaの近くで演習
撮影:米海軍Christopher Fred)

同海域では以下記事の通り、各国が武漢ウイルスにより苦しむ中で、それを狙って中国が以下の行政区を一方的に設置。
中国は空母艦隊まで派遣し軍事的威圧を強め、各国は脅威に晒されています。

中国が南シナ海に行政区!香港では民主活動家をさらに弾圧、各国猛反発 (2020年4月21日)
https://pattayaja.com/2020/04/21/10563/

(2020年4月18日 中国が発表した南シナ海の新行政区
画像はウェイボより)

この南シナ海で海洋採掘を行う採掘船は、特に中国軍による軍事的威圧に脅かされています。

これに対し昨日の2020年5月12日、米海軍第七艦隊の新型のLCSで、上記のUSS Montgomery(LCS 8)の同型艦にあたるUSS Gabrielle Giffords (LCS 10)が、南シナ海の採掘船West Capellaの近くに移動し、南シナ海における中国からの軍事的脅威から防衛。各国の「航行の自由」を確保しました。

USS Gabrielle Giffords (LCS 10)は以下記事の通り、米海軍として初のNaval Strikeミサイルを実戦配備した艦です。

米海軍、対中国の新型ミサイル艦をインド太平洋方面へ配備 (2019年9月6日)
https://pattayaja.com/2019/09/06/6187/

以下は、その模様を撮影した写真です。

(2020年5月12日
南シナ海にて
USS Gabrielle Giffords (LCS 10)と
採掘船West Capella
撮影:米海軍広報専門官Brenton Poyser)

(2020年5月12日
南シナ海にて
USS Gabrielle Giffords (LCS 10)
採掘船West Capellaの至近で
撮影:米海軍Shaun Trucker)

(2020年5月12日
南シナ海にて
USS Gabrielle Giffords (LCS 10)と
採掘船West Capella
撮影:米海軍広報専門官Brenton Poyser)

以下記事の通り、日本も中国からの軍事的威圧が高められており、尖閣諸島沖の日本領海では中国公船による領海侵入、さらに中国から日本に抗議までされている最中にあります。日本も侵略されている当事者であり、他人事ではありません。

中国、尖閣沖の中国公船の領海侵入について日本に抗議! (2020年5月11日)
https://pattayaja.com/2020/05/11/11258/

日本においては、国防の問題を認識する事が必要

中国の武漢から広がっている武漢ウイルスにより、現在は日本や米国の一般市民にも甚大な被害が出ています。同時に米軍にも大きな被害が出ており、在日米軍においても高官も含めて感染者が多く出ています。しかし、このような折も中国共産党政府によるアジアへの覇権主義が止まるわけではありません。むしろ軍事的挑発は高まっており、国防においての危機を迎えています。

日本としては非常に心配される現状となっていますが、日本では多くのメディアがこのような国防の問題を大きく取り上げる事は少なく、国民で議論をする以前に、そもそも多くの日本国民は、このような問題が起きている事を知らない状況にあります。

このように、そもそも知らないからこそ議論すらもしていない事が、日本の国防においての大きな問題ではないでしょうか。
その意味で、河野防衛相が日本国民に伝えようと取り組みをしているのは、まさに今の日本に必要な取り組みです。

このような中国共産党政府の動きを牽制し、インド太平洋地域の安全を確保するために、米軍と日本の自衛隊による尽力が現在も行われています。PJA NEWSでは出来るだけ積極的に、このような問題や取り組みについても掲載しています。

以下にPJA NEWSの過去記事として、日本と米国を守るために尽力する米軍や日本の自衛隊の取り組みを伝える記事や、この中国共産党政府に侵略された国の人がどうなったかを伝える記事などの過去記事を掲載します。

東シナ海で米軍実質空母Americaと海自あけぼのが日米合同訓練!中国を牽制
https://pattayaja.com/2020/04/12/10163/

アンダマン海で米海軍Gabrielle Giffordsと海自てるづきが日米共同訓練
https://pattayaja.com/2020/04/09/10060/

中国共産党に侵略された悲惨、その告発を日本人が漫画に(漫画付き)
https://pattayaja.com/2019/09/09/6254/

”中国に消された”国の実情を漫画に!「その國の名を誰も言わない」
https://pattayaja.com/2019/09/23/6560/

新疆ウイグル、収容者数百人を目隠しで護送か、動画流出(動画付き)
https://pattayaja.com/2019/10/07/6890/

タイ)独占取材!米軍の慈善活動に自衛隊が参加、米軍から称賛の声
https://pattayaja.com/2020/02/27/8838/

 

<日本語版:漫画>
「私の身に起きたこと」
~とあるウイグル人女性の証言~ (2019年8月31日)

漫画は以下から自由にご覧いただけます。
https://note.mu/tomomishimizu/n/nfd4c33d0fcdf
(作者の清水ともみさんから許可を得て掲載しています)

「その國の名を誰も言わない」
作:清水ともみ
上記をクリックすると漫画のページに移動します。
(作者の清水ともみさんから許可を得て掲載しています)

(PJA<パタヤ日本人会>より)

武漢ウイルスはPJAの事務局があるパタヤを含むチョンブリ県でも、感染が拡大しています。皆様くれぐれもご注意下さい。

PJAでは現在、会員の方で子供さんがおられる家庭向けに、日本メーカー製のN95マスクのプレゼントをしています。

PJA会員で対象の方は、PJAの事務局へ連絡し御予約の上で、お受け取りをお願いします。

またPJAでは、PJA会員の方で帰国やビザなどでご要望があられる場合は、PJA事務局で御相談をお伺いして、個別に情報提供等を含めた御支援をしています。PJA会員の方でご要望の方は、事務局に連絡し御予約の上で、御相談下さい。

※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について

現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。

PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か?米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/

PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。

そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。

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