2020年8月20日 PJA NEWS)

パタヤ)「モノレール計画」公聴会で8割賛成、実現性は?

以下過去記事でお伝えしている、パタヤ市で計画されているモノレール開発計画について続報です。

パタヤ)市で全長9kmのモノレール、ウォーキング、大型船埠頭開発計画案
https://pattayaja.com/2020/06/12/12110/

このパタヤ市のモノレール計画は、タイ高速鉄道の「EEC路線」であるバンコクの2空港からシラチャ、パタヤを経由して、ラヨーンの空港までの3空港を結ぶ路線開発に連動して、その駅が計画されている現在のタイ国鉄のパタヤ駅から、パタヤ市内へのモノレールを開発する計画です。

これまでにパタヤ市ではトラム、モノレールなどで検討し、モノレールが優位だという結論に至っています。

パタヤ)市で全長9kmのモノレール計画を検討、トラムより優位に (2019年5月24日)
https://pattayaja.com/2020/05/24/11571/

このパタヤ市の「モノレール計画」について、住民から意見を聞く為の公聴会が本日の2020年8月20日にパタヤ市で開催されました。その模様を、パタヤ現地メディアのThePattayaNewsが伝えています。

(パタヤ市計画のモノレールイメージ
画像:ThePattayaNews報道)

現在のモノレール計画では、4つのメインとなるラインと、その他の22の支線となるラインを将来的に建設する計画が作られています。

(モノレール計画説明資料
ThePattayaNews報道)

パタヤ市では、これら複数のラインのうち、まず最も重要となる「グリーンライン」を、予算260億バーツで開発する計画がされています。

グリーンラインの路線図の計画は以下の通りで、パタヤ市の高速鉄道の駅が予定されているタイ国鉄のパタヤ駅から、セカンドロードを経由して、バリハイ埠頭までの約9.9㎞を結ぶ計画です。

(モノレール計画説明資料
ThePattayaNews報道)

上記地図の黄色の星印の場所、タップラヤ通りのソイ3の内側にターミナルを計画しています。

その場所は以下の黄色の場所です。

(モノレール計画説明資料
ThePattayaNews報道)

この計画について、本日の2020年8月20日に最終となる市民からの公聴会が開かれました。

本日の公聴会についてモノレール計画の担当者はThePattayaNewsに、市民の約8割が賛成している事を説明しました。

しかしながら、一部に狭いセカンドロードでの工事による悪影響を懸念する声、またソンテウ(乗り合いバス)のビジネスを奪ってしまわないようにしないといけないとする声があり、これについて案を今後も改良していく事を説明しています。

モノレール計画のグリーンラインについて、工事は2024年の開始、2027年のサービス開始を目標として進められています。

報道されている概要は上記の通りです。

パタヤ市のモノレール計画、実現性は??

パタヤ現地の視点で言うと、パタヤのモノレール計画はトラム計画などと同じで、昔から計画自体はありましたが、過去のものは全く実現の見込みが立たない、俗に言う「オバケ計画」という印象の計画でした。この呼び方は「オバケ」のように、皆がいるいると言っているけど、実際にはいないという意味で俗に呼ばれているものです。

パタヤにはモノレールやトラムは勿論ありませんし、そもそも公共バスすらもありません。

かつてはバスを走らせようとして、その時に、上記のタップラヤ通りには複数のバス停も作られたのですが、乗り合いトラックのソンテウなどの反対があって中止となり、バス停にバスは来ることはなくなりました。

今では、タップラヤ通りのバス停は「日よけ」として使われています。

今回のモノレール計画は、タイ政府肝いりで行われているEEC(東部経済回廊)計画の一環であり、高速鉄道の”EEC路線”計画とも連動しているのが目新しい点だと思います。

しかしながら、そのEEC計画の目玉というべきパタヤを含むバンコク~ラヨーンの3空港を結ぶ高速鉄道の”EEC路線”も、以下の既報の通り資金繰りにも疑問がある中にありますから、そもそもタイの高速鉄道の計画自体が大きな疑問符がつくものです。

PJA NEWS)タイ高速鉄道)EEC路線、ロイター報道「日本の銀行が融資」!実情は? (2019年10月31日)
https://pattayaja.com/2019/10/31/7288/

この現状の中で、それを前提としたパタヤのモノレール計画は実現性が高いと言えるのか?まだかなり不透明な状況です。

モノレール計画自体は今後の推移を見なければいけませんが、今の段階で一つ言えることは、モノレール計画の場所が上記の通り公開された事で、そのあたりの土地など不動産を「値上がりする」などと日本人を含む外国人に行って、高値で売りつけようとする詐欺的な話も増加する事です。

実際には、この計画はパタヤでは上記報道の通り皆が知っているものであり、しかも実現性も現時点ではかなり疑問で不透明なものですから、そのような話をむやみに信じてしまい、被害にあう事がないようにご注意下さい。

タイではバンコクでも日本人向けに、以下の通り偽の「黒毛和牛」を格安で売る一部の店などで、飲食店投資詐欺なども多くなっています。

今は日本の飲食店オーナー向けに、日本では飲食店の商売は全くダメだ、でもタイに出れば儲かるとして、このような話への勧誘が増加しており、PJA関係者への相談も増加しています。

バンコク)トンロー飲食店、タイ産牛肉を「黒毛和牛」!その実情とは?
https://pattayaja.com/2020/07/15/12866/

タイ)バンコクなどで「飲食店投資詐欺」の手口がまた増加!注意を
https://pattayaja.com/2020/07/08/12746/

ましてや、タイの不動産ともなれば、一部の日本企業や日本人による問題も多い市場ですから、特に注意が必要です。

タイ)東京建物、暴力団関係者の重要関与先に巨額資金供与か?
https://pattayaja.com/2020/01/07/8149/

タイ)コンド購入の日本人多数が行方不明!?日本でもLine news等で配信、反響
https://pattayaja.com/2020/06/30/12541/

タイ)日系不動産のラアトレアジア社が実質廃業!紺野容疑者からの”業務移管”の末
https://pattayaja.com/2020/06/24/12419/

(バンコクの日本人街 トンローにて
東京建物社とレイモンランド社の看板
写真:PJAニュース<バンコク>)

このような被害にあわないためにも、相手側の言う話だけを信用せず、自身で把握して管理できる話か注意が必要です。

相談先を増やして、多様な情報を集める事も大切となります。PJA NEWSでも、一般論としての注意喚起を行うとともに、信用情報の照会などにも可能な範囲で御協力しています。

PJA NEWS編集部
pjanews@pattayaja.com

PR)パタヤのTastyで北海道産のステーキ肉や焼肉、新潟の久保田など特売!週末にはセール

パタヤ)Tasty週末セール中!カフェの神居牛入りハンバーグも人気(PR)
https://pattayaja.com/2020/08/15/13593/

(サロマ黒牛
リブアイ・ステーキカット(約150g)
写真:Tasty)

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パタヤのTastyでは、2階のGrill Bar & Cafeで北海道産神居牛のロース肉のステーキを、お手軽価格で新発売!

1階のミニマートの冷凍庫ではお持ち帰り用に、特上カルビ焼肉、特上すき焼き肉を、いまだけのセール価格で販売!特上すき焼き用肉を100グラム220バーツ、特上カルビ焼肉を100グラム290バーツのセール価格で、パタヤの店舗と、日曜日にはシラチャへの配達、午後2時にはハーモニックレジデンスへお伺いして販売しています!
土日の週末には、神居牛のステーキ肉、さらに贈答品にも向いた久保田の純米大吟醸(箱付き)のセールも実施!

パタヤのUnixxの目の前にある、Tastyのお店はこちら

(動画はPJA会員のYouTube「KuLost FPV」さん撮影)

また、Tastyを運営するJPグループではJPの賃貸コンドを10月末まで限定で非常にお得になるプロモーションを実施中!

パタヤ)JPの月間賃貸40%引き、10月末まで延長!2ベッドルームも登場(PR)
https://pattayaja.com/2020/07/21/13006/

(JP’s Unixx Residence Club
客室例<17階パタヤ湾ビュー>)

 

※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について

現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。

PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か?米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/

PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。

そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。

※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。

The Pattaya News(英語版)The Pattaya News(タイ語版)

 

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