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米空母USS Theodore Roosevelt(CVN 71)、まもなく戦列復帰へ





2020年5月1日 PJA NEWS)

米空母USS Theodore Roosevelt(CVN 71)、まもなく戦列復帰へ

以下の記事に続報です。

米ミサイル艦の南シナ海航行に中国反発!米に「感染防止に精力を」
https://pattayaja.com/2020/04/29/10883/

中国の武漢から広がった「武漢ウイルス」により、日米を含む各国や米軍など軍が苦しんでいる中で、中国は日本を含む周辺国への軍事的威圧を加速させ、南シナ海には4月に一方的に行政区を設置して実効支配を強めています。

中国が南シナ海に行政区!香港では民主活動家をさらに弾圧、各国猛反発
https://pattayaja.com/2020/04/21/10563/

米海軍は日本の米軍基地を母港とする第七艦隊でも原子力空母のUSS Theodore Roosevelt(CVN 71)が感染者多数により、グアム基地で動けなくなっていましたが、USS America(LHA6)を中心とする艦隊やミサイル艦などを南シナ海へ派遣、中国の軍事的威圧に対して牽制を行っています。

これに対し中国は4月28日、中国人民解放軍の南部戦区報道官が、米海軍のミサイル駆逐艦「バリー」が南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島海域を航行した事に対し反発し、米に対し「本国の感染拡大防止に精力を注ぐよう促す」として米を非難。

中国が、武漢ウイルスで苦しむ各国の軍の状況を利用して実効支配を強めている中で、あまりにも酷い対応だとして、各国で中国への反発がさらに高まっています。

(2020年4月23日
台湾海峡にて
米海軍ミサイル艦
USS Barry(DDG 52)
写真:米海軍Ensign Samuel Hardgrove)

このような状況下で、グアムの米海軍基地のUSS Theodore Roosevelt(CVN 71)は武漢ウイルスの被害から多くの乗員が回復、4月29日から戦列への復帰に向けて準備が進んでいます。

(2020年4月29日
米海軍グアム基地にて
原子力空母USS Theodore Roosevelt(CVN 71)
に戻る乗組員たち

写真:米海兵隊Jordan E. Gilbert曹長撮影)

USS Theodore Roosevelt(CVN 71)は乗員のうち、既に4000名以上が武漢ウイルスに2回以上にわたり陰性と確認されており、グアム基地周辺のホテルでの隔離期間も終えています。同空母の乗員はおよそ5000名ですから、大半は既に復帰可能となっており、復帰が進んでいます。

上記写真は乗員が空母に戻る様子で、バスでホテルから移動しています。このバスもCDC(米国疾病予防センター、U.S. Centers for Disease Control and Prevention) の基準に基づいて毎回消毒されており、乗組員は乗船後もマスク着用などが義務付けられています。

以下記事でお伝えした通り、艦内の消毒も徹底されています。

米海軍がUSS Americaを主力とする艦隊を南シナ海へ、中国の挑発を牽制(動画付き) (2020年4月17日)
https://pattayaja.com/2020/04/17/10366/

(2020年4月12日
グアムの米海軍基地のUSS Theodore Roosevelt (CVN 71)にて
消毒するKyle Hernandaz航空電気技師
写真:米海軍広報専門官Seaman Kaylianna Genier)

空母USS Theodore Roosevelt(CVN 71)は、乗員の入れ替えと消毒が完了次第出港し、演習に復帰する予定です。

中国による軍事的威圧と実効支配が強まる中、これを牽制する米海軍のUSS Theodore Roosevelt(CVN 71)をはじめ、各艦の復帰が待たれています。

(2020年4月29日
米海軍グアム基地にて
原子力空母USS Theodore Roosevelt(CVN 71)
に戻る乗組員たち

写真:米海兵隊Jordan E. Gilbert曹長撮影)

(2020年4月29日
米海軍グアム基地にて
原子力空母USS Theodore Roosevelt(CVN 71)
に戻る乗組員たち

写真:米海兵隊Jordan E. Gilbert曹長撮影)

また、米海軍の最近の動画として以下に、南シナ海で米海軍のLCS(Littoral combat ship、沿海域戦闘艦)の新型艦、Gabrielle Giffordsが今週、緊張が続く南シナ海で海上給油を行う際の動画をご紹介します。

こんな風に海上給油をするのですね。給油している補給艦はルイスアンドクラーク級のUSNS Cesar Chavez (T-AKE 14)。

パタヤ在住者の目線で見ると、このような補給艦は米海軍の中でもMSC(Military Sealift Command、軍事海上輸送司令部)の所属ということもあって、大規模な軍事演習などの折に見られる艦とは異なり、いつも定期的にチョンブリ県にも寄港されていて見る事が出来る、在住者には馴染みのある艦です。

(2019年8月24日
チョンブリにて
米海軍MSC艦船

写真:米国海軍協会サイアム)

他にも、南シナ海で中国を牽制してくれている米海軍第七艦隊の実質空母USS America(LHA6)から、武漢ウイルスの感染防止に取り組んでくれている方々への感謝を表す動画をご紹介します。

USS America(LHA6)はPJAでも、以下記事でもご紹介したパタヤでの児童保護施設への慈善活動をしてくれた、米海軍第七艦隊の最新の実質空母の強襲揚陸艦です。以下PJA NEWSの記事でコメントをご紹介しているジャクソン大尉なども動画に出られています。

タイ)独占取材!米軍の慈善活動に自衛隊が参加、米軍から称賛の声
https://pattayaja.com/2020/02/27/8838/

パタヤ)米軍独自取材!児童保護施設での米軍の慈善活動に反響
https://pattayaja.com/2020/04/18/10446/

(2020年2月24日
ファーザーレイ財団へ
米軍、自衛隊、PJAでの寄贈の様子)

写真:PJA NEWS)

日本においては、国防の問題を認識する事が必要

中国の武漢から広がっている武漢ウイルスにより、現在は日本や米国の一般市民にも甚大な被害が出ています。同時に米軍にも大きな被害が出ており、在日米軍においても高官も含めて感染者が多く出ています。しかし、このような折も中国共産党政府によるアジアへの覇権主義が止まるわけではありません。むしろ軍事的挑発は高まっており、国防においての危機を迎えています。

日本としては非常に心配される現状となっていますが、日本では多くのメディアがこのような国防の問題を大きく取り上げる事は少なく、国民で議論をする以前に、そもそも多くの日本国民は、このような問題が起きている事を知らない状況にあります。

このように、そもそも知らないからこそ議論すらもしていない事が、日本の国防においての大きな問題ではないでしょうか。
その意味で、河野防衛相が日本国民に伝えようと取り組みをしているのは、まさに今の日本に必要な取り組みです。

このような中国共産党政府の動きを牽制し、インド太平洋地域の安全を確保するために、米軍と日本の自衛隊による尽力が現在も行われています。PJA NEWSでは出来るだけ積極的に、このような問題や取り組みについても掲載しています。

以下にPJA NEWSの過去記事として、日本と米国を守るために尽力する米軍や日本の自衛隊の取り組みを伝える記事や、この中国共産党政府に侵略された国の人がどうなったかを伝える記事などの過去記事を掲載します。

東シナ海で米軍実質空母Americaと海自あけぼのが日米合同訓練!中国を牽制
https://pattayaja.com/2020/04/12/10163/

アンダマン海で米海軍Gabrielle Giffordsと海自てるづきが日米共同訓練
https://pattayaja.com/2020/04/09/10060/

中国共産党に侵略された悲惨、その告発を日本人が漫画に(漫画付き)
https://pattayaja.com/2019/09/09/6254/

”中国に消された”国の実情を漫画に!「その國の名を誰も言わない」
https://pattayaja.com/2019/09/23/6560/

新疆ウイグル、収容者数百人を目隠しで護送か、動画流出(動画付き)
https://pattayaja.com/2019/10/07/6890/

タイ)独占取材!米軍の慈善活動に自衛隊が参加、米軍から称賛の声
https://pattayaja.com/2020/02/27/8838/

 

<日本語版:漫画>
「私の身に起きたこと」
~とあるウイグル人女性の証言~ (2019年8月31日)

漫画は以下から自由にご覧いただけます。
https://note.mu/tomomishimizu/n/nfd4c33d0fcdf
(作者の清水ともみさんから許可を得て掲載しています)

「その國の名を誰も言わない」
作:清水ともみ
上記をクリックすると漫画のページに移動します。
(作者の清水ともみさんから許可を得て掲載しています)

(PJA<パタヤ日本人会>より)

武漢ウイルスはPJAの事務局があるパタヤを含むチョンブリ県でも、感染が拡大しています。皆様くれぐれもご注意下さい。

PJAでは現在、会員の方で子供さんがおられる家庭向けに、日本メーカー製のN95マスクのプレゼントをしています。

PJA会員で対象の方は、PJAの事務局へ連絡し御予約の上で、お受け取りをお願いします。

またPJAでは、PJA会員の方で帰国やビザなどでご要望があられる場合は、PJA事務局で御相談をお伺いして、個別に情報提供等を含めた御支援をしています。PJA会員の方でご要望の方は、事務局に連絡し御予約の上で、御相談下さい。

※新型コロナの名称「武漢ウイルス」について

現在、新型コロナの一般的な名称について、米国側は「武漢ウイルス」、中国共産党政府は、影響力の大きいWHOが推奨する「COVID-19」を使っています。

PJA NEWS)新型名称は「武漢ウイルス」か「COVID-19」か?米中せめぎ合い
https://pattayaja.com/2020/03/16/9251/

PJA NEWSでは現在、PJA NEWSが引用翻訳している部分を除く、PJA NEWS自身の執筆部分において、米国側の「武漢ウイルス」の表記を採用しています。

そのため引用している他紙報道や政府発表等が、米国側の表記を使っているわけではありません。

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